05/14/2008

モスクワの横丁

ロシア語で横丁を「ペレウロク」という。モスクワには街道(ショッセ)、大通り(プロスペクト)、通り(ウーリッツァ)、並木道(ブリヴァール)といった通りの種類があるが、横丁にあたる「ペレウロク」はまさに日本でおなじみの片側1車線くらいの通りだ。

モスクワの横丁は路上駐車の天国だ。写真でご覧のとおり、一方通行が多いので、車は延々と一列になって走るしかない。しかし、横丁は慢性的渋滞でどうしようもない幹線道路の抜け道にもなっており、プロのドライバーたちは抜け道研究に余念がない。最近は携帯電話を使って、抜け道をナビゲートするサービスも現れたと聞く。

おかげでモスクワの横丁は車の往来が激しすぎて、のんびり歩いていられない道になってしまった。


Streets1

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Traffic_jam

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05/10/2008

変わるキエフ駅周辺

去年、モスクワに行ったとき、キエフ駅周辺の変貌ぶりをみて唖然とした。なにしろ、一大ショッピングモールができあがっているのである。私がモスクワから帰国した2005年5月は、まだ工事中でトタンの壁が現場を覆っていた。いったい何ができあがるのか、事前告知もなし。ある日突然敷地の立ち入りができなくなり、人づてに商業施設ができると聞いただけだ。

そもそも、キエフ駅周辺はいわゆるタバコなどの闇市のあった場所。地方からやってきた出稼ぎ労働者やツィガン(ジプシー)たち、ホームレスや闇市を牛耳るアゼルバイジャン人などがひしめきあい、雰囲気はとても悪かった。駅のそばにアメリカ系資本のホテル、ラディソン・スラヴィヤンスカヤがあるが、キエフ駅周辺の雰囲気から浮いていた。

キエフ駅のそばにできたショッピングモールは、ロシアのバブル経済を象徴するような建物だ。クールスカヤなどと同様に、主要な駅周辺はどれもこんな風に変わっていくのだろう。

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05/07/2008

近所の家猫

アパートでも動物を飼うことに規制がないモスクワ。近所のアパートに住んでいる猫は、しっぽがキツネのように太かった。知らない人を怖がることもなく、堂々と出入りする。日本のように、猫に首輪や鈴をつけるケースは少なく、ぱっと見では野良猫か家猫かわからない。野良猫でさえ、日本のノラより人懐っこい。

地域猫という概念はないが、モスクワの人たちは猫に限りなく寛容である。

Familiar_cat

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05/06/2008

ロシアの植物療法

新緑の季節だ。それとともに、薬草採集の季節も始まる。

ロシアは意外にも「漢方薬」ならぬ「フィトセラピー」の国。つまり、薬草などハーブを用いる民間療法が普及している国なのだ。

薬局に行くとハーブの薬がたくさんおいてあるし、本屋でもフィトセラピーの本はたくさん並んでいる。一方、カプセルや錠剤の薬は圧倒的に輸入品が多い。
基本的に医者に行くことを嫌い、できるだけ自分で治そうとするので、民間療法に頼る人が多い。

しかしすごいのは、医療機関でもハーブを処方することがある点だ。

ある女性が過体重の胎児を出産し、医療機関で治療を受けたのだが、そのときの処方箋には「オオバコ」が書かれていた。しかも煮出して飲むなど、まるで漢方薬だ。

効果のほどは不明だが、副作用は少なそうである。

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05/04/2008

蜂蜜ケーキ

甘いロシアのケーキの中で、私が一番好きなものは「蜂蜜ケーキ」である。蜂蜜がたっぷり入ったスポンジの間に、ナッツのクリームが挟まれており、さくさくとした感触もなかなかよい。

ロシア人は昔、砂糖を知らなかったため甘味の代表は蜂蜜であった。蜂蜜は客人をもてなすための飲み物や食べ物を作る材料であり、薬でもあった。ビールや地酒も蜂蜜を使っていたわけで、ロシア人と蜂蜜は切っても切れない深い関係がある。

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写真の蜂蜜ケーキはナメトニカ通りにある「チェリョームシキ」菓子・パン工場のもの。縦横20センチくらいの正方形である。

菓子パンタイプの蜂蜜ケーキもある。

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05/01/2008

メーデー

5月1日は労働者の祭典、「メーデー」である。ソ連時代は戦勝記念日と共に重要な祝祭日であったが、ソ連崩壊後しだいに権威が失われ、今では共産党支持者が赤の広場やホワイトハウス前で、小さなデモ行進をやるくらいだ。

現在は、ダーチャシーズンの始まりとしての意味合いが深い5月1日。ロシア人がもっとも勤勉となる時期の始まりといえる。

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04/30/2008

モスクワのバス停

モスクワのバス停時刻表示板は黄色である。トロリーバスやトラム(市電)の時刻表示版は白となっている。

そのバス停だが、最近はベンチも整って屋根つきのところが増えた。しかし、郊外に近い場所では、下の写真のように表示板だけぽつんと立っていたら、木にかけられていたり、あるいは電線のようなものに吊り下げられていたりする。

時刻表は日本のもののようにバスが到着する時間を示したものもあるが、バスとバスの「間隔」時間を表示するものが多い。

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バス停のいろいろ

右:バスターミナル「アフトヴァグザール」内の表示

中:モスクワ中心部や幹線ぞいの典型的バス停留所

左:ちょっと辺鄙なところのバス停留所

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04/25/2008

春のトラム散歩

今年は遅いパスハ(復活祭)である。一気に芽吹くモスクワの春。 ちょっと遠出のトラム(路面電車)散歩は、始発から終点まで最高に楽しい。

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04/22/2008

モスクワの交通警察

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かつてガイー(ГАЙ)と呼ばれていた交通警察。今はギベデデー
(ГБДД)と改称され、日本人には言いにくい名称となっている。寒い日も暑い日も、戸外で取り締まりをやっている姿には敬服すべきだろうが、実際そんな悠長なことはいっていられない。なんといっても彼らの大半は「せびり屋」なのだ。

この悪名高い(?)交通警察、何が評判悪いかというと、何かにかこつけて車を停止させ、罰金やら賄賂をふんだくることである。一番の標的は、外国人がドライバーである場合。モスクワの車輌には、ナンバープレートの記号や色により登録が大使館関係者か、外国人居留者(商用など)か、はたまたモスクワ以外の車かなどがすぐわかるシステムとなっている。彼らはそれらを一番良く狙う。「スピード違反」や「信号無視」などの言い訳はごくごく普通。中には「車が汚れすぎていてナンバープレートが見えない」などの理由でとめられる。

停車を命じられると、次に免許等書類の提示を求められる。いくつか質問を受け、特にお咎めがなければ放免だが、あちらがもともと狙っていたカモにされていた場合、これらの書類に不備があるなどと言ってくる。そうなるともう職務妨害にあたる反撃はひかえなければならない。

一度私が乗っていた車の運転手がひっかかり、警察署まで連れて行かれたことがある。このまま留置所入りかと内心びくびく。結局そのときは、指3本(300ドル)で放免された。以来、現金を余分に持ち歩く習慣がついた。

ところで、たまたまテレビのニュースで警察学校の様子が報道されていた。交通警察官のタマゴたちは、白い警棒をバトントワラーのごとくくるくると振り回す練習をしていた。はっきりいって、警棒を振り回すテクが取り締まりの何の役にたつというのだろう。

そんな練習よりも、ころころ変わる法規をもっとよく勉強してもらいたいものだ。


Gai1 Gai2

http://kronauto.clan.su/forum/20-17-1

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04/18/2008

万引き防止対策

客は泥棒とでも思っているのだろうか、モスクワの万引き防止対策はひどく厳重である。

以前は「カッサ式」と呼ばれる対面販売が主流だったロシア。今も地方都市や中国など社会主義国に残っているが、ひとつの買い物をするのにすごく時間がかかる。カッサ式の買い物の流れはこうだ。

1.カウンター越しに店員を呼び、自分が買いたいものをとってもらう。吟味して買うと決めたら、チェックを書いてもらう。(もしくは自分で値段を記憶する)

2.レジに行き、チェックに書かかれた値段を支払うか、自分で商品の値段を申告して支払う。

3.レジでもらった領収書を1のカウンターに以って行き、購入したい商品を受け取る。

慣れないとおろおろするばかりだし、いくつかまとめて買いたくてもなかなか販売員を独占し続けるのは難しい。

一方、現在日本などで普及している自分で商品を手にとって選択できる販売方法は、ソ連が崩壊してから西側資本のマーケットなどから始まった。しかし、今でも大きな袋やバッグはロッカーに預けてから売り場に入るのが主流である。基本的にお財布だけ持って売り場に入るのが原則。無視すると警備員に怒られるし怪しまれる。

そしてレジで支払うときも注意が必要。商品に取り付けられたタグの磁気を消去してくれるのだが、うまく消去しきれずにそのまま売り場から出ようとすると、ゲート付近で大音響がして警備員がすっとんでくる。まさに万引きだと思われてしまうのだ。そして領収書と手に持った商品を洗いざらいチェックされる。

物価高のモスクワ。生活に困った人たちの万引きも多いにちがいない。それにしても万引き防止にかかる人件費や万引き装置の電磁波の強さを考えると、そうとうなコストと思わざるを得ない。

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