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февраля 2006

28.02.06

屋根崩落事件と欠陥建物

モスクワのバスマン市場(Басманный)の屋根が崩落した。死者は現時点で約60人。私もときどき立ち寄っていた市場なので、雪で屋根崩落など信じられなかった。地下鉄バウマンスカヤ(Бауманская)から徒歩5分程度のところにある、比較的小ぶりの円型市場。内部はまったく改装していないため薄暗く、いかつい秤がソ連時代を髣髴とさせる。野菜や果物の積み上げ方も昔風。アゼルバイジャン系の人が多く働いていたそうだが、たしかにカザフ人、ウズベク人が大半をしめていたキエフ駅最寄りの明るい市場と違う雰囲気だった。profsayuznaya_street モスクワの中で一番ソ連っぽい雰囲気を残した市場、それがバスマン市場だった。

ところで、今回屋根崩落を起こした市場の設計者は、ほかにもいくつか同様の「崩落の恐れのある」建物を設計しているらしい。在ロシア日本領事部は、こうしたドーム型屋根の建物に近づかないよう、邦人に注意喚起のメールを送っている。しかし、一番おっかないのは、自分が住んでいるamount_of_snow アパート(дом)が崩壊しないかといことだ。私が住んでいたアパートは、50年代に「ドイツ人捕虜」によって建てられたので一番磐石・堅牢だとロシア人が言っていた。逆に、今回崩落した市場と同じ、1974年築のアパートに住む友人は、いつ自分のアパートが老朽化などによって崩壊するかわからないと不安がっていた。同様にここ数年、トルコ資本などによって建てられた高層マンションは、コストダウンや経験の浅い外国人労働者を使って建てているため、欠陥が多いということを聞いた。

大金はたいて買ったマンションの一室が欠陥住宅だったとしたら、それこそロシアでは泣き寝入りだ。

欠陥建物を造ったゼネコンのホームページはこちら:http://www.kurortproject.ru/

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23.02.06

またまた来日するユーゴ・ザーパド劇場

来たる3月21日から26日まで、モスクワのユーゴ・ザーパド劇場(Театр на Юго-Западе)が来日公演する。今回が何度目の来日公演かすでに把握できないが、私が初めて彼らの公演を見たのは、たしか1990年だった。ヴィクトル・アヴィーロフ(2004年死去)扮するハムレットがこの一座の当たり演目だった頃だ。いまじゃ、地方公演はあまりやってくれないこの劇団が、当時わざわざ九州・熊本までやってきてくれたのだ。いい時代でしたね。アングラにかぶれていた私は、彼らの型破りな演劇の虜になってしまい、いつかは絶対この劇団を本拠地の小屋で見るぞと誓ったのであった。

かくしてモスクワで、この劇団のレパートリーは20演目くらい観たであろうか。今回日本で公演するのは、3年前の日本公演でも好評を博した「巨匠とマルガリータ」、そして劇団が得意とするシェークスピアもの「マクベス」である。
個人的に「マクベス」(Макбет)はどろどろしていて好きな話ではないが、この劇団の演出家が好みとする性倒錯な配役、つまり女役を男優が演じるというのはおもしろいかな。
対する「巨匠とマルガリータ」(Мастер и Маргарита)は、上演時間3時間半(ときに4時間)という長丁場をまったく感じさせない臨場感とスピード感あふれる演出で、特に音楽と舞台装置(トタン板)の効果が絶妙。これぞモスクワに光臨した悪魔の仕業だと思わせる、祝祭的空間が展開される。
さて、今回の公演には私がひそかに支持している、アレクサンドル・ゴルシュコフという俳優もやってくる(劇場支配人の役です)。キャリアはそこそこあるが、まだ端役が多い彼。太っちょで目玉が大きく、テンション高い役柄が十八番である。彼を見に公演へ行くべきか、モスクワでの再会を狙うか。チケットの値段と相談したいところだ。

勝手に宣伝サイト http://www.tennoz.co.jp/sphere/
劇団公式サイト http://www.teatr-uz.ru

追伸:後で劇団サイトを見てみたら、上記の俳優、アレクサンドル・ゴルシュコフ(Александр Горшков)は、 ロシア功労芸術家の称号(Заслуженний  артист России)を今月22日にもらっていた。努力が報われてよかったよかった。

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20.02.06

ハルピン生まれの同窓会

2004年1月、私は知り合いのロシア人(中国人との混血)に招かれて、在ハルピンソ連国民学校同窓会に出席した。戦前ハルピンで生まれ、国民学校に通っていたロシア人の面々および極東研究者が、毎年ロシアのクリスマス(1月7日)前後に集い新年を祝っているそうだ。

場所は中華レストランで、名前もズバリ「ハルビン」。貸切だが、酒・食べ物は持ち込み放題。酒宴が進むとなつかしの愛唱歌も飛び出した。

出席者の中には、びっくりするほどきれいな日本語を話すおばあさんがいた。彼女はハルピンから一時、神戸に移り住んでいたそうだ。また、「満州国」であった当時のハルピンで、日本人と知り合い、そこで日本語を覚えたというおじいさんもいた。逆に、日本人からひどいことをされたというおばあさんは、流暢に話せた日本語を、戦後すっかり忘れてしまったという。さらに出席者の数人は、中国語もなお覚えていた。

私に声をかけてくれたM氏は、ロシア人の母、中国人(正確には満州人)の父を持ち、父亡き後、母の国ロシアに国籍を移した。その波乱万丈の半生は、私もすべてを把握しきれていない。時々、「一緒に遊んだ日本人のヴァロージャ(どうも彼にはロシア名が与えられていたらしい)を見つけ出したい」と言い出したり、李香蘭の『満州娘』を日本語で唄いだすなど、日本人に対するイメージはそれほど悪くない。

M氏以外のロシア人たちも、日本との戦争と混乱、中華人民共和国の成立、スターリンの粛清など、それぞれたいへんな人生を歩んできたことだろう。毎年、参加人数も減りつつあるというが、一方で自分の体験を後世に伝えようと本を出版する人も多い。満州という傀儡政権の只中で生まれ幼少期を過ごした彼ら。台湾などで出会ったおじいさん、おばあさんと共通する雰囲気を持っているのは、どうしたことだろう。

ロシアに加え、born_in_harbin1 born_in_harbin2 「満州」も私の新たなテーマとなりそうだ。

White_harbin_2

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18.02.06

ロシアの甘いもの,その3

バレンタインデーも過ぎたことだし、調子に乗って私の好きな甘いもの記録を続ける。

velochka slon

khalva 左から;べーロチカ(Белочка)、スローン(Слон)、ハルヴァ(Халва)

包み菓子の楽しみは、中身だけでなくその包み紙にもある。個性豊かな包み紙をコレクションすることは、無上の喜びだ。たまに遭遇する「ハズレ」な味にもめげないのは、魅力あふれる包み紙のおかげだといってもいい。

さて、写真にあるものは全てチョコレートを使った菓子であるが、ロシア語でチョコレート(шоколад)というと、ふつう板チョコを指す。このような一粒大のものはコンフェーティ(конфеты)と呼ばれていて、チョコレートと区別されている。

チョココーティングの中身は、ウエハースであったりクリームであったり、はたまたゼリーやマシュマロであったりとバラエティに富む。それぞれおもしろいネーミングが与えられていて、私が出会った奇天烈ネーミングは「ハイかイイエか」「仮面」など。歴史のあるネーミングのものは「ミーシカ」(熊の代名詞)、「3頭の熊」などであろう。

上写真のハルヴァは、もともとトルコあたりのお菓子らしく、ゴマやナッツのペーストをベースにした、高滋養・高カロリーのお菓子。太るけどやめられない。

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13.02.06

ロシアの甘いもの、その2

誕生日が過ぎた。モスクワにいたときは、周りの人が日本より盛大に誕生日を祝ってくれたりして、かなりありがた迷惑な感じがしていたが、逆に日本では誕生日が来たのも実感ないほど毎日がせわしない。sweets
誕生日といえばケーキ。でもいまどきのきれいなケーキはちょっと・・・。
私が好きなのはデコレーションケーキなどではなく、一口で食べれそうな小さな素朴な菓子。モスクワでよく買っていたのは写真にあるようなキノコ型クリームタルト、「カルトーシュカ」(意味:じゃがいも)という菓子、それとエクレアもどきのつめあわせだった。特に、「カルトーシュカ」はチョコ味でありながら、もちもちしたチーズケーキみたいな食感を持つ不思議な生菓子。甘すぎないのでパクパク食べてしまう。菓子メーカーによっても若干味やデコレーションが違うので、いくつか買って比べてみたこともある。しかし、最近は日本風の「見た目のいい」洋菓子が幅を利かしてきて、素朴なロシア菓子はスーパーなどでしか手に入らない。カフェが増えて、いわゆる「駄菓子屋」みたいなものがなくなってきているからだ。
sweets2 日本ではパティシエが工夫をこらした美しい洋菓子に出会うが、これらはどうも素朴さに欠け、こだわりすぎな感じがする。
ロシアっぽい菓子をださいと見るか、素朴と見るかは人それぞれだが、私はどうしてもあのだささが忘れられないのだ。(右:カルトーシュカ)

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09.02.06

毎日窓から見る風景

寒いロシアでは、たいていの家の窓は二重窓。それでも真冬はすきまから冷風が入り込むため、テープで目張りをする。このごろは木枠でない窓も普及してきて、密閉性は以前よりよくなってきたようだ。view_from_yunosti_building しかし、窓の改装は高くつく。おまけに工事は夏しかできないので、窓改装を実行するにはかなりの覚悟を要する。

冬の間じゅう、窓掃除などまったくやらないため、ガラスは汚れ放題。天然の曇りガラスと化す。空気の入れ替えは上方についた小窓から。

モスクワは、またまた寒波に襲われているようだ。運悪く暖房の消えた住宅に住めば、窓という窓には霜柱のような氷がへばりつく。部屋の中につららが下がることもある。

まだまだ2月。人々は家の窓から無機質な景色を眺めて遠い春を待っている。

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04.02.06

我が家のボルシチ

久々にボルシチを作ってみた。私のボルシチのベースは、以前モスクワでロシア語と日本語を教えあいっこしていたロシア人女子学生から教わったものである。
材料を刻む時間を含めて30-40分でできるスピードボルシチだ。
borssh
作り方は、たまねぎ・にんじん・ジャガイモ・ビーツ(スヴョークラ)・にんにくを細かく切る。
牛ミンチ(別に牛でなくても豚でも鳥でも羊でも可)をいためつつ、上記の野菜を入れる。水を入れてスープストックを入れる。火が通ったら塩コショウで味付けし、青み(主にディル=ロシア語ではウクロップ、イタリアンパセリ=ロシア語ではペトルーシュカなど)入れる。好みでサワークリーム=ロシア語でスメタナなどを入れる。

ちなみに私と彼女はサワークリームが苦手で、醤油やナーンプラーなどを加えていた。
ちょっと邪道な?ボルシチです。

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