« декабря 2006 | Main | февраля 2007 »

января 2007

31.01.07

モスクワの「羅流」?!

ニフティでついに無料で動画が提供されることになったラテン圏の大河メロドラマ「ビクトリア~愛と復讐の嵐」。韓流、華流に続いて、次は羅流であろうか。

モスクワではラテンドラマはすでに不動の人気。PTP〈RTR) チャンネルなどが休日の夕方に放送していた。

メキシコかどこかのドラマだったと思うが、筋立ては大作り、役者もあまりうまいとはいえないのに、展開の速さとむちゃくちゃなどんでん返しについ見入ってしまう内容。ロシアのドラマのように血なまぐさくなく、犯罪シーンもなんとなく明るい。

恋愛関係も複雑そうで単純。わかりやすいので楽しめる。それが引き込まれる理由だろう。

知り合いの耳が遠いおばあちゃんは、いつも大音量でラテンドラマを見ていた。私も一緒に見たが、こちらは耳が悪くなりそうだった。

http://navi.nifty.com/nifmail/654517fb/ 
Dvnv002f_b_s

|

29.01.07

歩道橋からの眺め

Smolenskaya1 Smolenskaya2日本では前もって公示される道路工事。モスクワでも幹線道路などでは看板が立てられるが、小さな道路や地下道などは、ある日突然工事が始まることがある。

特に問題なのは、大きな道路を渡るための横断路がいきなり変わること。昨日までは通れた地下道が突然封鎖され、いつのまにか歩道橋ができることもしばしば。しかもその歩道橋は、いかにも「簡易~~」という感じで非常に頼りない。

雨の日や雪の日の歩道橋は最低。滑らないように気をつける必要がある。でも、晴れた日の歩道橋は楽しい。排気ガスはひどいが、道路が混雑するさまを高みの見物。写真はサドーヴァヤ通りを横断する歩道橋。

|

28.01.07

ゲリコン・オペラ  (Геликон-опера)

チャイコフスキー音楽院の近くにあるオペラ専門劇場。大ホールでも客席250。ステージがとても近く感じられるため、ライブハウス気分でオペラを楽しみたい人にはお勧めだ。

実は私はオペラに行くと必ず眠ってしまう常習犯。だが、なぜかここのオペラは眠くない。

初めてここで見た演目はビゼーの「カルメン Кармен」だった。黒皮のミニスカートをはいたカルメンに、フレディ・マーキュリーのような顔立ちのドン・ホセ、その他登場人物たちも一様に革ジャンにジーンズという不良青年風衣装で、ステージの真ん中には真っ赤な外車のボンネット。意表をつく外見とは裏腹に、歌の方は原語による本格オペラだ。間近で歌手が歌うこともあって、大迫力のあまり眠気はどこへやら。

これに味を占めて、次に見たのが小ホールでの作品。バッハの「カフェ・カンタータ Кофейная кантата」は実際にコーヒーを入れながら歌い、煮出し終わったコーヒーを歌手が運んでくれる。同様の趣向は同じくバッハの「農民カンタータ Крестьянская кантата」で、観客にビールをふるまってくれる。こんな楽しい演目、眠くなるはずがない。

ヴェルディやショスタコーヴィッチ、ベルグなど、よその劇場ではなかなか見ることのできないオペラもやっている。こちらは私にとって、耐久時間越えそうな上演時間だったので行かなかった。

チケットが少々高くて取りにくいのが難だが、このオペラ劇場は必見である。

Gelikon0179写真:「カフェ・カンタータ」のプログラム

Ул. Бол.Никитская 19

www.helikon.ru

|

27.01.07

モスクワ青年観客劇場 МТЮЗ

トヴェルスカヤ通りから横丁に入ったところにあるこの劇場は建物はぼろいのに、演劇クオリティはトップクラスという劇団の典型。ささくれだった床、擦り切れた緞帳、ガタピシいう座席。暖房の効きが悪く冬場は寒い。ソ連時代の空気が残るホワイエに、はがれそうな壁紙。申し訳ないほどチケットは安いが、本当にいい芝居を見せてくれる。

ただし、演出家カーマ・ギンカス(К.Гинкас)の舞台は好き嫌いが分かれる。国内外での受賞歴は多いので、実力者であることはまちがいないのだが。

ここで見た演目のうちで、「幸福な王子(Счастливый принц)」、「黒衣の僧(Черный монах)」、「犬をつれた奥さん(Дама с собачкой)」は圧巻だった。

Mtyuz0157特に「黒衣の僧」はヴァフタンゴヴァ劇場の俳優、マカヴェツキー(С.Маковецкий)が、黒衣の僧の幻影に精神を壊されていくさまを気迫の演技で熱演。2階席にステージを設け、1階を完全閉鎖。本来のステージと1階席の空間を幻覚場面に仕立て上げ、舞台美術はいっそう幻想性を増した。演出も舞台美術も大衝撃の1本だった。

МТЮЗは語頭にMがつき、「モスクワ青年観客劇場」の略称。Театр Юного Зрителя(青年観客劇場)という劇団はロシア各地にある。

Мамоновский пер., 10 Mtyuz0158_2

 

www.theatre.ru/mtuz

|

25.01.07

モスフィルム見学記 その5(最終回)

見学のハイライトは終わり、あとは惰性で展示コーナーを回る。

モスフィルムが誇りとする、時代劇から現代劇まで「実際に撮影で使われた車」コレクションの数々。今ではめったにお目にかかれないクラシックカーがところ狭しと並ぶ。プレートには車種と何の作品に「出演」したかが記載されている。車種についての知識がない私にとって、あまりおもしろい展示コーナーとはいえなかったが・・・。

Car_museum1 Car_museum2 Car_museum3 Car_museum4 Car_museum5 Pig_car Car_museum6 Car_museum7 Wheel Explanation

車展示コーナーの片隅に、レトロな自動販売機がたたずんでいた。Automatic 初めて撮影に参加した自動販売機なのだそうだ。「初物」はなんでも記念になるものだ。

最後にモスフィルムの歴史をひとくさり。

1924年設立の「モスフィルム」は、サンクトペテルブルグ(レニングラード)の「レンフィルム」と並んで、ソ連映画界のハリウッドと称される映画撮影の一大中心地。また、プロパガンダ映画制作の牙城でもあった。ソ連時代はエイゼンシュタインやタルコフスキーなど名監督を輩出し、近年はミハイルコフなどが出た。

ソ連崩壊後、独立採算制の導入で映画産業は大打撃。モスフィルムも国営でありながら、コマーシャル撮影で糊口をしのぐことになる。その後、経済状況の好転が映画界にも少なからず影響し、現在は巨額な予算をつぎこんだ映画も撮影され始めている。

|

23.01.07

モスフィルム見学記 その4

モスフィルムといえど、さすがに実際の撮影現場は見せてくれない。が、ついに見学のハイライトがやってきた。メーキャップや道具の現場である。

Wigs2Wigs1Make_up_tools Masks1 Masks2

モスクフィルム本館建物には、見学者用の展示ゾーンがある。そこにはこれまで実際に使われたさまざまな小道具やメーキャップ道具が展示されている。けっこう不気味で、夜ここを通りかかったら、まるで肝試しのようではないだろうかと想像する。

展示ゾーンに続いてマスク製作の部屋。ここでは美術学校を卒業したばかりの学生が、現場指導者のもとで、石膏やシリコンを使ったマスクや人体のパーツを作っていた。

Making_masks1 Making_masks2 ガイドのおばさんと見学者が果敢にもマスクを試着。Trying_mask1 あまりの不気味さに皆笑えない。

Trying_mask2

Body_parts 犯罪ドラマが多く撮影されるせいか、切断された人体のパーツもたくさん作られている。なかなかリアルである。それらが無造作に放置されている。出番を待っているのだろうか。

モスフィルム見学コースの廊下には、モスフィルムの歴史や名作の中で使われた小道具(小銃など)や撮影道具が飾られていた。見学会はまだ終わらない。

Museum1 Museum2 Gun

|

21.01.07

モスフィルム見学記 その3

続いて屋内撮影所に移る。

こちらはいわゆる「撮影セット製作所」というところ。体育館のような大きな建物の中で、作品で使われるセットを組み立てていた。

Inside_set1 高い天井の上から、写真のような照明がつるされている。Inside_set2

冬なのに、スタジオの中は暖房が効いておらず、セットを製作している人たちは完全防寒の服装をしていた。

Inside_set4 Inside_set6 セットを組み立てる台は床から1メートル弱。けっこう高く感じる。セットの寸法を決め、床を貼ってから壁を組み立てる。

スタジオ全体に、天井からバーがつるされている。いろいろな場面を吊り下げるのに使うらしい。また、セットをよそで作って搬入させるために、ドアも特別大きく作られている。

Inside_set3

Inside_set5

日本の映画撮影所を見学したことがないので、比較はできないのだが大筋同じであろう。

|

19.01.07

モスフィルム見学記 その2

アドベンチャー番組のための特別設営セットのあと、我々は同じ敷地の中にある常設野外セットを見学した。Outside_set

19世紀のモスクワを再現した街並みのセット。こちらの方がずっと太秦っぽいといえる。見学した日は野外撮影は行われておらず、雪の中を行く見学者の姿が見られるのみ。

Outside_set2 Outside_set3 堅牢な石造りに見えるが、実はどれも軽い素材でできている。Outside_set4 街灯もガラスではなくプラスチック。建物のドアは開かないものが多い。ショーウィンドウの向こうもきちんと作られ、手抜きがない。

どれも時代考証がきちんとなされた本物そっくりの建物。時代モノのテレビドラマや映画の多くがここで撮影されたということだ。じっくり作品を見てみたら、見覚えのあるセットが登場してくるかもしれない。

Outside_set1 Outside_set7 Outside_set8

Outside_set5 Outside_set6

|

15.01.07

モスフィルム見学記 その1

雪残る2005年3月、パトリアシー・ドム・ツアーズが主催する、「モスフィルム見学ツアー」に参加。いつもは素通りのモスフィルム内部を見られるということもあり、私は前日から興奮状態だった。

見学日当日、気温がマイナス10度を下回るほどの寒さ。我々一行は、広大な敷地に設置されている野外セットに案内された。

ロシアの田舎を再現したような木造のセット群は、アドベンチャーファンタジーの撮影用。京都の太秦を彷彿とさせるが、すでにこのセットを使ったシーンは撮り終えたため、今から取り壊して、別のドラマのセットをこしらえるという。

ある角度から、セットとセットの間に高層マンションの屋根が見えた。

Img_2894 Set_village1 Set_village3 Set_village4 Village2 Set_tree Tower Visitors

|

13.01.07

スタニラフスキー劇場(Театр им. Станиславского)

Stanilavskogo0178 1935年創立。有名な演劇メソッド、スタニスラフスキー・システムの実験スタジオとして、コンスタンチン・スタニスラフスキー自身が指導した劇場だ。建物はトヴェルスカヤ通りの革命博物館隣にあり、非常にわかりやすい。おしゃれなカフェも併設している。

ところが、私がこの劇場で見たのはブルガーコフの「犬の心臓(Собачье сердце)」のみ。ステージに雑種のような犬が登場し、劇の内容はなかなかおもしろかった。しかし席がいけなかった。

2階の桟敷席は、周りに学生のアベックばっかり。皆、劇なんぞ見ちゃいない。照明が落ちているのをいいことに、いちゃつき放題。ソブレメンニク劇場などでは、係員のおばさんが巡回してきて、静かにしろだのちゃんと見ろだの注意するのだが、ここは野放しもいいとこだ。

1階席は埋まっており、とても移動できそうにない。しかたなくそのまま2階席で見続けた。劇が終わってからも、なんとなく客たちのチャラチャラした感じが鼻につき、劇を見終わった満足感が薄く、後味が悪い。

この劇場にはスハーノフが客演している「フレスタコフ(Хлестаков 検察官)」、大当たりの定番「Мужской род, единственное число(男性単数形)」など、見たい演目がいっぱいあったのだが、その後は足を運ぶことはなかった。

Ул.Тверская 23

|

10.01.07

和風カレンダー

January   ロシア人はネコ好きだ。カレンダーも犬よりネコの種類が圧倒的に多い。最近はエキゾチック路線をさらに追及した新たなカレンダーが出現。

なんと、日本の月名を冠したカレンダー。July_1

「むつき」、「きさらぎ」など、それぞれの月の読み方、漢字一つ一つの意味、そしてどうして日本ではそういう月の名前がついたのかなど、簡単な解説が施されている。

そうした「日本文化レCalenderクチャー」にネコがどうしてドッキングしたかわからないが、こんな奇妙奇天烈な取り合わせが可能なのもロシアならではかもしれない。

|

07.01.07

モスクワのイタメシ屋

Kolonna0140 Moi_druziya0134

フランス料理ほど気取らず、でもヨーロッパ的な食事がしたい。ピザが食べたいが、ピザハットのような厚いピザ生地は胃にもたれる。そんなときに便利なのがイタリア料理専門店。

値段もそこそこするので、送別会などに利用する程度だったが、クールスカヤ近くのマヤ・ドゥルジヤーとパルク・クリトゥーリが一応最寄となるカロンナは、味もはずれがなくサービスもわりとよかった。

ところで、ピザは一般ロシア人家庭でもかなり普通に食べられている。招待されたダーチャでも、お昼ご飯はピザが出た。もちろん、冷凍生地に手持ち野菜をトッピング、というものであるが。

|

05.01.07

グジェリもどきの箸置き

Hashioki群青が白地に映えるグジェリ焼き。日本人に人気あるロシア陶器のひとつだ。私も大好きで、工場見学にも行った(詳細は見学記にて、現在準備中)

その日本人をターゲットにしたものか、イズマイロヴォのお土産市場では写真のような「箸置き」を発見。

売っていたおじさん曰く、「日本人向けに作ってみたのさ、10個買ったらまけてやるよ」。裏をひっくり返してみると、グジェリ工場の製造スタンプがない。「あー、これ偽物ですねー」と言うと、「アイディアの新しさを買ってよ」と抜け目のないおじさんの答え。結局、おじさんの商売熱心さに負けて8客分購入。

路上で売っているグジェリもどきの陶器には、チェブラーシカの置物など日本人の購買意欲をそそるものが多い。商品開発力は本家工場より贋作工場の方が優れているようだ。

|

04.01.07

モスクワにおける蓄財の傾向

今年は亥年である。ロシアでは「豚年」であり、蓄財によい年だとされている。このへんは中国などと同じだから、きっと干支の風習も中国からダイレクトに移入されたのであろう。

さて、たんす預金が主流だったロシア。最近は自国通貨ルーブルが強くなり、ドルやユーロで蓄財する人は減っているという。国も外貨での預金よりも、ルーブルでの銀行預金を強く勧めているようだ。(私が口座を作っていたモスト・バンクは、経済危機であえなく倒産。預金は無事帰ってきた。その後、潰れる心配が少ない「対外銀行」に口座を作り直した)

外国企業や外国人雇用者のもとで働く人たちも、2004年頃から外貨ではなくルーブルでの給与支給を要求してくるようになった。ユーロはともかく、ドルは確実に目減りしてしまうのだから仕方がない。

ローンを組むことにも抵抗がなくなってきているらしい。給与遅配がなくなったことがその理由だろう。さらに驚くのが、「株」を買っている人がけっこういることだ。けっこう資本主義が定着しているではないか。

一方、いわゆる他の「BRICs」国と比較して、「金」を買って蓄財する傾向は少ない。実際、貴金属店で流通している金は14kで、財産として持つには不向き。プラチナなど高価すぎて手が出ない。しかしこの傾向もルーブル高の影響で変わってくるかもしれない。

|

03.01.07

エトセトラ劇場(Театр Et Cetra)

親しみやすい丸い顔立ち、ぶっちょな体躯で、コメディからシリアスものまでなんでもこなすアレキサンドル・カリャーギン率いる人気劇団。Et_cetra0077 1992年設立の比較的新しい劇団だ。

創設者カリャーギンは、元モスクワ芸術座の俳優。そのため、この劇団のレパートリーも古典から現代物までバラエティに富む。彼のことを、ひそかに「ロシアの西田敏行」だと思っている私である。

ノーヴィ・アルバート通りにあったころは、我が家からトロリーバス一本。非常に行きやすかったので、見た演目はけっこう多い。現在はチースティ・プルディに新しい小屋を建て移転。残念ながら私の帰国後のことで、まだどんな建物か目にしていない。

印象に残っている(?)演目:「Король убю」「Последняя запись Крэппа」「Лица」「Шейлок」 「Люсьет Готье, или Стреляй сразу!」「Игра снов」など。

www.et-cetera.ru 

|

« декабря 2006 | Main | февраля 2007 »