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21.05.07

アブラムツェヴォ博物館(Абрамцево)

モスクワから北東約60キロ、ヤロスラヴリ街道から入った所にある森の中の博物館「アブラムツェヴォ」。

もともとは作家アクサーコフが1843年に購入した土地だったが、彼の死後鉄道王モーマントフが新しい所有者に。芸術愛好家であったモーマントフは、多くの芸術家のパトロン的存在となり、彼のもとにはレーピン、ヴルーベリ、シャリャーピン、ディアギレフといったロシアを代表する芸術家が集った。Abramtsevo

敷地内にある見所は、ロシア伝統の木工装飾をこらしたアクサーコフ邸、ヴァスネッツォフ設計による白い教会、そして周囲をとりまく美しい森である。

Abramtsovo 私がここを訪れたのは2002年夏。セルゲーエフ・パサードの帰り道だ。エンジンルームが運転席の隣にあるすごいバスに乗って、セルゲーエフ・パサードまで行きそこから電車でもより駅まで来た。ところが、駅からどう行けば博物館に行き当たるのかわからない。林と草原を抜けていくと、突然白い建物が現れ、そこが博物館だとわかった。

初夏のアブラムツェヴォは花でいっぱい。どこかの小学生グループが遠足で来ていた。特色のある木造の屋根飾りと、敷地内に立てられた教会を見ながらベンチで一休みしていると、時間がたつのも忘れてしまいそうだ。ごみごみした街中を離れ、自然の中で創作に打ち込んだ芸術家たちの姿が感じられる場所である。

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