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11.04.08

カルクノフ(A.Коркунов)チョコレート

ふだんはババエフスキー(Бабаевский)やロットフロント(Рот Фронт)を愛食しているが、人にお土産ということになるとそうはいかない。

以前、モスクワ老舗菓子本舗のひとつ、クラスヌィ・オクチャーブリのチョコレート詰め合わせを知り合いに送ったことがある。ところが、その知人はゴディバなどの高級チョコしか受け付けないらしく、ロシアのチョコは犬の糞のにおいがする、と言い放った。それ以来、他人に献上する菓子の土産はカルクノフ(正式名称は、創設者の名前、A.カルクノフである)のものと決めている。

それを見越してか、カルクノフも高所得者のロシア人、外国人向けに日々進化。味はもとより、パッケージ、包装、贈答品用としての見栄えなど、とてもロシアのものと思えない。箱の中にいきなりチョコが鎮座している商品とは雲泥の差である。最近は空港の免税店にも大きめの陳列コーナーがあり、ロシアチョコの意外なおいしさに人々をびっくりさせている。

ところで創設者アンドレイ・カルクノフ氏は、トレーダーから転身した起業家。先鋭的な経営感覚を持ち、わずか10数年で高級チョコ市場の3分の1近くのシェアを獲得した。モスクワの西郊外、アジンツェヴォに工場をつくり、「カルクノフ」ブランドとして経営の手腕を振るう。数少ないロシアの成功した「国産」製造業である。

ロシアチョコの昔懐かしい味も捨てがたいところだが、カルクノフの飛躍的進化にも目がはなせないのは事実。次なる開発商品を楽しみにしよう。

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