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мая 2008

29.05.08

アパートからの風景2

夏至を前に、アパートから見る風景はくすんだ灰色から樹木の緑に変わる。モスクワの住宅は、一棟にいくつかの共同出入り口があり、通路を兼ねた中庭があるのが普通である。中庭にはゴミ収集所やベンチや子ども用遊具などがあり、集合住宅に欠かせない空間である。

ヒマなとき、自分の部屋の窓から、中庭やアパートの向こう側をぼけっと眺めるのが好きだった。日本の団地群とも違う、大規模で無機質なのになぜか心ひかれる風景。私にとってのモスクワの原風景は、クレムリンや赤の広場ではなく、アパート群である。

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26.05.08

少ないお湯で入浴する方法

Tets今年もお湯が止まるシーズンがやってきた。 モスクワ市民の生活に欠かせない温水はТЕЦという施設で作られている。この温水工場のメンテナンスが始まると、管轄地域の給湯が止められる。初夏とはいえ、突然雪が降ったりすることもある5月。やはりお湯のない生活は不便極まりない。

我が家には40リットルまで沸かせる給湯器があった。でも上手に使わないとすぐになくなってしまう。そこでお湯が止まる時期、私は髪を昼に、体を夜に洗うことにしていた。しかも、いきなりせっけんで洗って、お湯を使うのは洗い流すときだけ。あまりすっきりしないがしょうがない。

給湯器が壊れてしまったときは参ったが、ホームヘルパー実習で習った清拭をやってなんとか乗り切った。仕上げはアルコール拭き。水をかぶるよりマシだと思った。(アパートの給水はかなり冷たい)

モスクワの湿度のない夏は、あまり汗をかくこともない。しかも汗腺の少ないロシア人は、さらに汗をかかずにすむのだろう。お湯が止まることに不平不満を聞くことがなかったのは、体質や生活習慣の違いによるものだと思っている。

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24.05.08

ダーチャの自然

夏の短いロシアでは、6月くらいが一番「夏」だと感じる。日も長いし、けっこう気温が上がるのもこの時期だ。

招かれたダーチャの庭で、カエルを見つけた。大きさは日本のアマガエルほどだ。あまり敏捷ではなく、かんたんに捕まった。色が茶色なので、あまりきれいとはいえないが、ロシアにもカエルがいるんだなあ、と不思議な感覚だった。そういえば、モスクワの日本庭園にある池にも、カエルが生息していた。このダーチャのカエルはどこで孵化したのだろう。

見かけた両生類/爬虫類はこのカエルくらいで、トカゲやヘビにはお目にかかれなかった。
ただし、日本の3倍はある大きな蚊(アブやブヨのような大きさ)は非常に多い。

Crock

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22.05.08

モスクワでの銀行口座開設

1998年、ロシア経済危機がおき、ロシアの銀行はばたばたと倒産した。当時、ルーブル立てだと10%という高金利にひかれ、遊び半分でモストバンクに口座を持っていた私は、あせって口座の解約に行ったのだが、たいした金額を預けていなかったので全額無事に帰ってきた。しかし、このときの経済危機では、多くのロシア人の預金が紙切れと化し、たいへんな事態となったことは、繁栄を謳歌する今のロシアからは信じがたいだろう。つぶれなかった銀行はズベルバンク(貯蓄銀行)くらいだろうか。

そののち、モスクワにみちのく銀行ができた。在モスクワ日本人にとって画期的な出来事だった。個人向けに資金取り寄せサービスを行ったり、ロシア人向け住宅ローンや車購入ローンなどを提供したり、それまでのロシアにないサービスを提供する銀行だった。
しかし、みちのく銀行はみずほ銀行にその業務を譲り渡すことに。

経済が安定した後で、再び口座作りに挑戦。国営銀行でもあるヴニェシュトルグ・バンク=対外銀行(Внештрог банк)に口座を作ってみた。ノヴォスロボッツカヤ駅にある支店に出向いたのだが、洗練された内部の様子にびっくり。簡素なカウンターしかなかったかつての銀行とは違い、顧客一人がひとつのブースで応対を受ける。まるでシティバンクや新生銀行のようだ。今や銀行はクレジットカードも発行し、富裕層向けのさまざまなサービスを打ち出している。

一方、外国銀行も次々と参入。韓国のウリ・バンク、イランのメリル・バンクなどもも支店を開設した。中国銀行も進出し、世界のメインバンクがモスクワに進出している。
ドル・レートが値下がりしているので、いまやルーブル立てで口座を開くのが常

Vneshtorgbank

識。ロシアの銀行も雨後のたけのこのように増え、
アヴァンギャルド銀行http://www.avangard.ru/やウラルシブ銀行http://bank.uralsib.ru/moscow/index.wbpなど、面白いネーミングの銀行も登場している。

 


 

 





 

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20.05.08

モスクワでの個人情報

ここ数年、うるさく言われ始めた「個人情報」。日本人学校でも電話以外の情報は明かさないという家庭が増えているという。同様に日本人会の名簿も、97-99年では一部の企業駐在家族を除いて、住所や電話番号はみんな公開していた。

個人情報を明かさない傾向は、IWC(インターナショナル・ウーマンズ・クラブ)でも同じで、こちらは電話もあまり明かさず、かわりにフリーメールのアドレスだけ、という人が圧倒的。自分の電話や住所を教えるのは、本当に必要な人のみとなった。

一方で、モスクワでは個人情報が本当に守られているとは限らない。携帯電話の契約や役所での契約など、パスポートはビザの提示を求められ、断りもなくコピーをとられたりする。外国人の個人情報がきちんと管理されているとは思えない。

その証拠に、私の携帯電話にはときどきいたずら電話がかかり、「本当はベトナム人だろう」などと何度かいわれたときもあった。本当に君の悪い話である。

                            ↓IWC名簿の表紙

Iwc_phone_book

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18.05.08

帰国3周年

Twilight_in_summer_moscow_2  今日で帰国してまる3年となる。

日本に帰ってきてから、ロシアは見違えるほど安定してきた。あれほど頻発したテロも少なくなり、経済発展のスピードは加速するばかり。愛国主義者によるネオナチズムの動きはあいかわらずだが、日本ブームもまだまだ続いている。そして、いつの間にかプーチン氏も大統領任期をまっとうし、今や世界にもまれなタンデム体制・・・。

今は物理的にモスクワから遠く離れているけれど、気持ちはまだ半分ロシアに住んでいる。それでもだんだん距離が開いていくのだろう。

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14.05.08

モスクワの横丁

ロシア語で横丁を「ペレウロク」という。モスクワには街道(ショッセ)、大通り(プロスペクト)、通り(ウーリッツァ)、並木道(ブリヴァール)といった通りの種類があるが、横丁にあたる「ペレウロク」はまさに日本でおなじみの片側1車線くらいの通りだ。

モスクワの横丁は路上駐車の天国だ。写真でご覧のとおり、一方通行が多いので、車は延々と一列になって走るしかない。しかし、横丁は慢性的渋滞でどうしようもない幹線道路の抜け道にもなっており、プロのドライバーたちは抜け道研究に余念がない。最近は携帯電話を使って、抜け道をナビゲートするサービスも現れたと聞く。

おかげでモスクワの横丁は車の往来が激しすぎて、のんびり歩いていられない道になってしまった。


Streets1

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Traffic_jam

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10.05.08

変わるキエフ駅周辺

去年、モスクワに行ったとき、キエフ駅周辺の変貌ぶりをみて唖然とした。なにしろ、一大ショッピングモールができあがっているのである。私がモスクワから帰国した2005年5月は、まだ工事中でトタンの壁が現場を覆っていた。いったい何ができあがるのか、事前告知もなし。ある日突然敷地の立ち入りができなくなり、人づてに商業施設ができると聞いただけだ。

そもそも、キエフ駅周辺はいわゆるタバコなどの闇市のあった場所。地方からやってきた出稼ぎ労働者やツィガン(ジプシー)たち、ホームレスや闇市を牛耳るアゼルバイジャン人などがひしめきあい、雰囲気はとても悪かった。駅のそばにアメリカ系資本のホテル、ラディソン・スラヴィヤンスカヤがあるが、キエフ駅周辺の雰囲気から浮いていた。

キエフ駅のそばにできたショッピングモールは、ロシアのバブル経済を象徴するような建物だ。クールスカヤなどと同様に、主要な駅周辺はどれもこんな風に変わっていくのだろう。

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07.05.08

近所の家猫

アパートでも動物を飼うことに規制がないモスクワ。近所のアパートに住んでいる猫は、しっぽがキツネのように太かった。知らない人を怖がることもなく、堂々と出入りする。日本のように、猫に首輪や鈴をつけるケースは少なく、ぱっと見では野良猫か家猫かわからない。野良猫でさえ、日本のノラより人懐っこい。

地域猫という概念はないが、モスクワの人たちは猫に限りなく寛容である。

Familiar_cat

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06.05.08

ロシアの植物療法

新緑の季節だ。それとともに、薬草採集の季節も始まる。

ロシアは意外にも「漢方薬」ならぬ「フィトセラピー」の国。つまり、薬草などハーブを用いる民間療法が普及している国なのだ。

薬局に行くとハーブの薬がたくさんおいてあるし、本屋でもフィトセラピーの本はたくさん並んでいる。一方、カプセルや錠剤の薬は圧倒的に輸入品が多い。
基本的に医者に行くことを嫌い、できるだけ自分で治そうとするので、民間療法に頼る人が多い。

しかしすごいのは、医療機関でもハーブを処方することがある点だ。

ある女性が過体重の胎児を出産し、医療機関で治療を受けたのだが、そのときの処方箋には「オオバコ」が書かれていた。しかも煮出して飲むなど、まるで漢方薬だ。

効果のほどは不明だが、副作用は少なそうである。

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04.05.08

蜂蜜ケーキ

甘いロシアのケーキの中で、私が一番好きなものは「蜂蜜ケーキ」である。蜂蜜がたっぷり入ったスポンジの間に、ナッツのクリームが挟まれており、さくさくとした感触もなかなかよい。

ロシア人は昔、砂糖を知らなかったため甘味の代表は蜂蜜であった。蜂蜜は客人をもてなすための飲み物や食べ物を作る材料であり、薬でもあった。ビールや地酒も蜂蜜を使っていたわけで、ロシア人と蜂蜜は切っても切れない深い関係がある。

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写真の蜂蜜ケーキはナメトニカ通りにある「チェリョームシキ」菓子・パン工場のもの。縦横20センチくらいの正方形である。

菓子パンタイプの蜂蜜ケーキもある。

Honey_cake_package_1 Honey_cake_package_2

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01.05.08

メーデー

5月1日は労働者の祭典、「メーデー」である。ソ連時代は戦勝記念日と共に重要な祝祭日であったが、ソ連崩壊後しだいに権威が失われ、今では共産党支持者が赤の広場やホワイトハウス前で、小さなデモ行進をやるくらいだ。

現在は、ダーチャシーズンの始まりとしての意味合いが深い5月1日。ロシア人がもっとも勤勉となる時期の始まりといえる。

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