変わるキエフ駅周辺
去年、モスクワに行ったとき、キエフ駅周辺の変貌ぶりをみて唖然とした。なにしろ、一大ショッピングモールができあがっているのである。私がモスクワから帰国した2005年5月は、まだ工事中でトタンの壁が現場を覆っていた。いったい何ができあがるのか、事前告知もなし。ある日突然敷地の立ち入りができなくなり、人づてに商業施設ができると聞いただけだ。
そもそも、キエフ駅周辺はいわゆるタバコなどの闇市のあった場所。地方からやってきた出稼ぎ労働者やツィガン(ジプシー)たち、ホームレスや闇市を牛耳るアゼルバイジャン人などがひしめきあい、雰囲気はとても悪かった。駅のそばにアメリカ系資本のホテル、ラディソン・スラヴィヤンスカヤがあるが、キエフ駅周辺の雰囲気から浮いていた。
キエフ駅のそばにできたショッピングモールは、ロシアのバブル経済を象徴するような建物だ。クールスカヤなどと同様に、主要な駅周辺はどれもこんな風に変わっていくのだろう。
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