街路樹の果実
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手嶋 龍一・佐藤 優: インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)
元・NHKワシントン総局長の手嶋氏と、「外務省のラスプーチン」と呼ばれた佐藤氏とのインテリジェンス(スパイ活動)をめぐる対談。アメリカとソ連(ロシア)という冷戦時代の立役者だった国にいながら、常にお互い一目おいてきたという話もうますぎるが、意外とも思われる2人の取り合わせが、これまたできすぎるほどにウマが合う。豊富な事例を参考に、インテリジェンスの世界を垣間見ることができる。
常岡 浩介: ロシア 語られない戦争 チェチェンゲリラ従軍記 (アスキー新書 71)
ローカル放送報道記者から一転、アフガン・イラクなどの紛争地帯を専門とするフリーランスとなった筆者が、イスラム教に改宗して臨んだチェチェンゲリラの従軍記。知られざるチェチェン独立派ゲリラの日常とロシア当局の闇、さらには故リトビネンコへのインタビューを収録した第三者から見たチェチェン戦争の内幕。
清水 昭男: 文庫 マンガ プーチン主義のロシア―新生ロシア 激動の10年
ロシアを理解するためにはオリガルヒを理解すべしと、なんでも漫画で大解説してしまう日本人の天晴れ。ソ連崩壊前の状況から、ホドルコフスキー逮捕までのロシア事情がよーくわかります。
劇画タッチな似顔絵がちょっとこわい。
亀山 郁夫/佐藤優: ロシア闇と魂の国家 (文春新書 623)
今をときめくドフトエフスキー新訳本のロシア文学者、亀山郁夫と、ムネオハウスで失脚した現代のラスプーチンこと佐藤優氏の大対談。ロシアの精神性をはじめ、独裁の問題や宗教の問題にいたるまで、アカデミックに語り倒す刺激的一冊。
栢 俊彦: 株式会社ロシア―渾沌から甦るビジネスシステム
石油の好況に支えられ、いまや世界の富豪を輩出するまでとなったロシア。民主主義が退行しているといわれつつも、大国ロシア復活への足どりは次期大統領へと引き継がれようとしている。この本は、エリツィン政権時に破綻したロシア経済が、どういう経緯で復興してきたか、そして危機をチャンスに変えた経営者のレポートが報告されている。最終章は、エコノミストや学者による、ロシア経済分析。
中村 逸郎: 虚栄の帝国ロシア―闇に消える「黒い」外国人たち
経済成長著しいロシアを支える、旧ソ連構成国からの出稼ぎ労働者たち。その大部分がわゆる「不法就労」という実態。彼らは現代の奴隷である。報道規制や人権侵害というロシアの負の部分は知られていても、これほど過酷な現実はなかなか知りえない。
ロシアの闇の深さを暴き出した天晴れの書。
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