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18.01.10

オレンジ革命の頃

ウクライナの大統領選挙は、とうとうヤヌコビッチとティモシェンコの決選投票となった。

オレンジ革命の立役者だったティモシェンコは、結局ユーシェンコと袂を分かつことによって、最高権力の一歩手前というわけで、立ち回りが本当にうまい女性である。

5年前のオレンジ革命の頃、モスクワでも毎日キエフの様子が報じられた。非暴力を是とする民主革命に対し、ロシア側は複雑な心境だった。グルジアのバラ革命のときと同様に、ロシア政府はウクライナを連日非難。ロシアに出稼ぎに来ているウクライナ人も、祖国の事態には複雑な思いだったと思う。

かくゆう在モスクワ日本人の間では、ロシアとウクライナの軋轢より、オレンジ革命グッズを入手することが流行するなど、まったくの他人事。オレンジ革命のお祭り気分の方を重視していた。

ユーシェンコが勝利して、ほどなく日本人に対するビザ取得の義務が解消。プーチンの強硬路線がいろいろやっかいな状況をもたらしていたので、「やっぱりロシアはダメだ、ウクライナに乗り換えよう」という雰囲気が蔓延した。

あれから5年。結局ウクライナは経済的にも政治的にも自立できずに揺れ戻っているが、この二人の候補に国の命運をかけなくてはならないとは、本当に大博打だ。

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