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20.01.10

冬の気温差

モスクワでは1月から2月にかけて、連日マイナス10度以下の気温が続く。年によって最低気温がマイナス30-40度を記録することもある。しかし、室内は(よほどの低気温か、何かのトラブルで集中暖房が切れなければ)常にプラス20度以上。住人が暖房を調整できないので、時として汗ばむほどの高気温となる。その気温差、おおむね40度。

戸外に行くときは、寒気を遮断する厚いコートに帽子・マフラー・手袋の3点セットが欠かせない。もちろん靴も内側が毛ばりの厚底のものが必要。室内の軽装から戸外の重装備への着替えを繰り返すだけでもけっこうたいへんである。

逆もまたしかり。室内に入るのであればコートなどを脱げばよいが、地下鉄ではそうもいかない。地表からかなり深いところを走っているモスクワ地下鉄は、夏涼しく冬暖かい。昨今はラッシュ時の込み具合が日本以上にひどいので、冬の地下鉄車両は夏のように暑い。戸外の寒さを気にして着膨れていると、地下鉄で大汗をかくはめになる。地上に出れば、また零下の気温。

モスクワの人たちは、もともと暑いのが苦手であるから、着膨れしていない。ダウンコートの下はTシャツ、などということもザラだ。それはそれでかっこいいと思うのだが、マイナス10度以下の気温が連続するような土地に育っていない私には、逆立ちしてもできそうにない。

そういうわけで、このような気温差の大きい環境にいると、着るものもしだいに実用本位となり、登山用の衣料などを愛用するようになる。

Turnstyle21

蛇足:地下鉄フィリ線は、大部分を地上走行している。したがって、ほかの地下鉄路線に比べて寒い(夏は暑い)。

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