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19.02.10

レーニン廟の行列とロシア語の誤解

Fh010012 88年に初めてモスクワ(当時はソ連)を訪れたとき、時間がなくてレーニン廟は観ることができなかった。ようやく中に入ったのは98年。ただし、このときはすでにロシアになっていて、ロシア人より外国人旅行者の方が割合としては多かった。

行列に並んでいると、警備員から「撮影禁止。カメラは預けなさい」と言われた。指差す方向に目を向けると、「Камера хранения(カーメラ・フラニェーニヤ)」と書かれており、「なるほど、カメラだからКамераなのか」と勝手に納得してカメラだけ預けて列に戻った。

ところが、警備員から「リュックもダメだと言っただろう」と再びダメだしが。陰でこっそり辞書をひくと、Камера храненияとは荷物預かり所のことであった。

列を離れること2回。そういうするうちに、観覧時間が終わりに近くなってきた。結局レーニン廟に入れるまで数時間たってしまい、レーニンの遺体を拝観したのはたった3分。特殊な液体で防腐処理してあるそうだが、どう見ても蝋人形にしか見えず、どうしてみんなあんな死体を見るためにありがたく行列するのか不思議に思った。

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