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15.04.10

ルビャンカ(Лубянка)

Fh010023ロシアっぽく可愛らしい名称「ルビャンカ」。スパイ小説ファンにはおなじみの名所だ。くだんの建物は、モスクワ中心部の大通りのど真ん中にある。建物からシベリアが見えるなどといわれ、悪名高きКГБ本部がそんな目に付く場所にあったなんて、東京の官庁街もよく知らない私にとって理解を越えていた。

この写真は1988年のもの。当時のモスクワは、今のようなケバケバ感も喧騒もなく、車も人もずっと少なく、本当に首都なのか?と思ったくらい。ペレストロイカとグラスノスチという言葉は、当時まだ生きていたが、監獄も併設されているとは旅行者には信じられなかった。

ロシアになってからのルビャンカは、イメージを180度払拭すべくKGB博物館まで作ってしまった。私にとってルビャンカも、大きな本屋(ビブリオ・グローブス)、子どもデパート(ジェッツキ―・ミール)、博物館、そしてたのしい横丁エリアの最寄り駅の名前にすぎなかった。現在はKGB本部の後を引き継いだFSB(ФСБ、ロシア連邦保安庁)となっているが、「泣く子も黙る」という形容はいまだにKGBの方がふさわしい。

ともあれ、3月に起こった自爆テロの影響で、ルビャンカのイメージ改良作戦はまた振り出しに戻ったと言えるだろう。

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