« レフォルトヴォ (Лефортово) | Main | ロシア人と折り紙との相性 »

15.06.10

ウラガーン(ураган)の思い出

モスクワに台風は来ないが、代わりにくるのが激しい風を伴った嵐だ。
ロシア語で「ウラガーン(ураган)」という。

私は2003年の6月ごろこのウラガーンに遭遇した。夜じゅう激しい風が吹き、二重窓でさえ割れるのではないかと思われるほど。ベランダも落っこちそうな突風が吹く。
ほとんど眠られずに外を見ていたが、衝撃的な瞬間を2回見た。
最初は、隣のアパートに設置されていた直径2メートルはあるかというパラボラアンテナが真っ逆さまに地上に落下。すさまじい音がしてアンテナは大破。

2度目はモスクワの街中ではおなじみの広告サイン塔が、風に煽られ倒壊。真夜中だったので、幸い人や車の通行はなかった。

一晩中吹き荒れたウラガーンがおさまって翌日外に出てみると、アパートの中庭や外回りの木がことごとく倒れていた。あるものは駐車中の車を直撃。ベランダが半分落ちているところもあった。
そして最大の影響は、そのウラガーンが来て以来、気温が急降下したことだった。7月が来ても暑くならず、ひと夏を長袖で暮らすことになってしまった。

ウラガーンはたびたび発生する。そのメカニズムはよくわからないが、最近もモスクワとモスクワ郊外をウラガーンが直撃したそうである。
Falling_trees004 Falling_trees008 Falling_trees011 Falling_trees006_2

|

« レフォルトヴォ (Лефортово) | Main | ロシア人と折り紙との相性 »

気象・天体事象」カテゴリの記事