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31.08.10

ソ連時代の人権弾圧とゼノフォビア

ウラル地方の小都市で、スキンヘッドがコンサート会場に乱入、多数の死傷者が出たそうだ。これまで何度もコンサートやライブにのこのこ1人で出かけていたが、こういうニュースを見ると自分が今まで相当幸運だったことが身に染みる。

ところでプーチン以前・以後とモスクワを済み比べてみると、プーチン以後はアジア系に対して確実に住み難くなった。また、サハロフ・ミュージアムのような、ソ連時代の人権弾圧を記憶しその犯罪を糾弾していこうという施設への助成を打ち切ったり、人権団体メモリアルに対する露骨な嫌がらせをしたりするようになったのも、プーチン以後ではないだろうか。ロシア人以外はロシアから出て行けという発想を容認する現ロシア政府は、ソ連が国を挙げてやった人権弾圧を一般市民(スキンヘッドは筋金入りのネオナチばかりではない)にやらせているようなものだ。

ゼノフォビア(外国人嫌い)はもちろん日本にもある。異民族との生存競争が激しくなるにつれて、それは激しくなるだろう。ゼノフォビアは、弾圧される外国人をかばう自国民も弾圧するだろう。そうなると、自国にいても外国にいても、安住できるところはもはや無い。自分もゼノフォビアになるしか自衛できない。

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