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25.01.11

テロ社会再び? 

ドモジェドヴォ国際空港で爆弾テロ事件が発生した。現在の死傷者は200人を下回っているが、まだ多くなるかもしれない。2010年3月の地下鉄連続テロ事件以来1年たたぬうちに、首都における国の玄関でテロが再発したことは、2002-2005年のテロ連鎖を思い起こさせる。

これまで何度も交通機関は標的にされてきたわけだが、今回は国際線が発着する空港が狙われた。ロシア人だけでなく、多国籍の人間を犠牲にするがあったことが明確だ。しかし、当局はすでに「カフカス系」の犯行としており、監視モニターに映ったとされる容疑者が拘束されるのは時間の問題だろう。

今回の報道を聞いて、モスクワの知り合いに尋ねてみた。彼は「またか、という感じ。テロ慣れした」という返事。「モスクワでは、外にいても家にいても、安全は保障されない」と、あきらめとも投げやりともいえる答えが返ってきた。そして「誰が犯人かということには、まったく関心がない」とさえも。

すべてのロシア人がこうであるとはいえないが、漠然とした恐怖を感じながら、どうすることもできない当局と「異民族」に不信感を抱えている。私がモスクワにいた頃も、いつ隣にいるかわからない自爆テロリストを恐れたものだが、自分が「異民族」である以上、逆にテロリストと疑われる可能性があることも身をもって感じた。

不信がテロを呼ぶのか、テロが不信を招くのか、それが本当に「カフカス系」の犯行であるにせよ、当局の計略であるにせよ、選挙やオリンピックなどに向けてロシアでのテロ発生は、今後増えていくのではないかと危惧する。

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