「サンドウィッチ」の概念
ロシア語にブテルブロートという言葉がある。訳すと「オープンサンド」だが、物によってはときどき「サンドウィッチ」と訳されていることもあり、日本人の誤解を招く。
ロシアには、パンで野菜やたんぱく質をはさんで食べる習慣はない。パンに「載せて」食べるのが一般である。実際、ロシアの黒パンは、スライスするとぽろぽろと崩れやすくなるため、具をはさむのには向いていない。白いパン「ナレズヌィ」も、どちらかというと学校給食のコッペパンを長くした感じなので、サンドイッチには不向きだ。
ロシア人の「お弁当」は、このブテルブロートが多い。日本でいうなら、「おにぎり」のようなイメージと言える。ポケット状に膨らむパンに具をはさんで食べるのは、ウズベキスタンの「シャウルマ」、アルメニアの「ラバーシ」など。ロシア人にとって、パンにものを「はさんで」食べるのは、ややエキゾチックな食べ方のようである。






































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