Posts categorized "書籍・雑誌"

12.09.11

ロシアでもおひとりさま

Bench31 少子化や伸びない平均寿命などにより、人口減の続くロシア。 男性の平均余命はソ連崩壊後より改善したとはいえ、先進諸国に比べるとかなり短く、女性の方はそれなりに長い。ということは、女性はいつか一人で生きなければならない現実に直面するというわけで、この国でも日本で流行ったような本が売られている。

タイトルも「お一人様の女性 心配のいらない人生」。ただし、ハウツーものではなく、小説のようだ。

ロシアの女性は元来たくましい。一人になろうが何人になろうが、都会であっても日本よりもプライバシーの垣根が低く、寂しがりやなので、茶のみ友達には事欠かない。問題はやはり一人暮らしにつきもののの貧困であろう。

子どもも少なく、年金もわずか。インフレ率も相変わらず高いので、真っ先に困るのは手持ち現金の目減りだ。以前は支給されたアパートを私有化し、賃貸して生活費となっていたが、これから先高齢者の仲間入りをする女性たちに、そういう元手があるかどうかわからない。福祉も貧弱ときている。

ソ連崩壊から20年、当時40歳台の働き盛りがそろそろ現役引退だ。そのうち「お一人様」問題の日露フォーラムでもやると面白いかもしれない。

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25.06.08

ロシアのペット雑誌

ロシア人は動物が好きだ。役畜であろうがペットであろうが、ロシア人が動物に接する態度は、子どもに対する態度に近い。スターリン曰く、「ロシア人は善良だ。ただし、その善良さは子どもと動物に対してしか発揮されない」だそうだ(『ロシア 闇と魂の国家』亀山郁夫+佐藤優 所収)。

そういうロシア人社会では、ますます動物の愛玩化が進んでいる。ペット市場として有名だった「プチッツィ・ルィーノック(小鳥市場)」も都心部から郊外に拠点を移し、規模が大きくなった。イヌ・ネコに着せる服も一大マーケットになっている。

そんな中、日本のものと似たようなペット雑誌も急成長。「Друг(友達)」という雑誌は、オールカラーの月刊誌。イヌ版、ネコ版があり、綴じ込みでピンナップも入っている。写真はもちろん、動物学的なお役立ち記事、品種の紹介や読者の投稿も充実。イヌ・ネコに多い名前ベスト100、なんて記事は、ポチ・タマに対応するロシアの呼び名がわかっておもしろい。

ただし、日本の動物雑誌のように、とぼけた表情やヘンな格好の写真は少ない。みな端正にキメている。少しつまらなく感じるのはそんなところだ。動物のしぐさに癒しを求めるのは、きわめて日本的情緒なのかもしれない。

Drug

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