Posts categorized "地下鉄"

23.12.10

モスクワ地下鉄の自販機

Terminal_2 あれだけ利用者の多いモスクワ地下鉄で、オートマティックなものはマグネット切符をかざす改札だけというのが不思議なくらいであるが、昨今は発券機も作られ設置され始めた。

ところが、せっかく発券機ができても、すぐに故障中と表示されてまともに働いている姿を見たことがない。しかも、機械自体が大きく、空間にいきなり現れるから、奇異な存在感ばかりが感じられる。

あいも変わらず、切符や回数券を買うには窓口に並んだ方が便利ということになる。。

そういえば、新聞の自販機も地下鉄構内に設置されたことがあったが、これも作動しているところを見たことがない。ためしてみようと思ったが「お金のムダになるからやめた方がよい」とロシア人から言われ、小銭を惜しんで挑戦を回避してしまった。

|

14.01.09

つばめが丘駅の冬

Station_on_river

モスクワ川にかかる橋が駅舎となる「つばめが丘駅」は、橋の両端が出入り口だ。かたやルジニキー・スタジアム方面、かたやコスイギン通りに向かう公園方面。どちらも自然の移り変わりが美しく、いつ来ても「絵になる情景」だ。97-99年当時はまだ工事中で、こんな美しい景色が見られるとは想像もしていなかった。

特にモスクワ川が凍る冬が好きで、用事もないのにつばめが丘駅に来た。白い雪に覆われた川岸と川を眺めるのが楽しかった。少々残念だったのは、駅舎のガラスがいつも汚れていることだが・・・。

|

08.08.08

便乗ツアー

夏になると外国人観光客がどっと増えるモスクワ。なかでも「地下鉄めぐり」は人気のプログラムだ。普段、生活で使いはじめると、駅の由来や見所など気にしなくなってしまう。せっかく「美術館のような地下鉄」のあるモスクワにいて、何気なく過ごしてしまうのはもったいない。

そう考えるようになってから、夏場、地下鉄めぐりをしているツアーに遭遇すると、適当に後ろをついてまわって、ちゃっかり説明を聞いたりしていた。もちろん、欧米系のツアーに混じると目立つので、日本からのツアーや台湾からのツアー客に混じるように心がける。欧米からのツアーでもアジア系の旅行客が混じっている場合は、これもこっそり混ぜてもらう。

当然のことだが、行動をともにするのは彼らが移動を始めるまでの間である。

同じような手口で、クレムリンなどの有名観光名所もちゃっかり便乗。ガイドのやり方も、うまいひとからヘタな人までさまざまで、こちらも勉強になった。

Trubnaya2

| | TrackBack (0)

07.02.08

モスクワ地下鉄のタッチ&ゴー

  Zheton2 以前はジェトンというコインを投入して乗車していたモスクワ地下鉄。乗車賃はわずか5カペイカだったという。何時の頃からか緑のプラスチックコインを投入するようになった。1999年ごろから磁気テープのついたカードが使われ始めた。改札の機械に挿入すると、乗車記録が記入され反対口から帰ってくるタイプ。モスクワ地下鉄はどれだけ乗っても同じ料金なので、出口の改札でまたカードを機械に通す必要はToken12ない。したがって、1回乗り切りの乗車券は、ほとんど使い捨て状態だった。

悲しいことに、地下鉄乗車券を売る自販機が2003年ごろ作られたにもかかわらず、まっ たく実用化できず、今でも窓口で係員が対面販売している。Metro_card

Zheton_2 そして2000年ごろには、「タッチ&ゴー」式の乗車カードが出回り始めた。当時はいわゆる「定期券」だけがタッチ&ゴーだったが、今ではすべてのカードがその方式となっている。Metrocard

どんどん進化するモスクワ地下鉄改札口だが、「キセル行為」だけは、改札の棒をくぐったり乗り越えたりで、依然として同じ手口である。

Metrocard

|

01.02.08

変わる地下鉄デザイン

New_metro_station5 New_metro_station2 New_metro_station3 エリツィン政権時代、経済的事情により凍結されていた地下鉄工事が、 プーチン政権になってから続々完成している。目玉はなんといっても、モスクワ副都心として脚光を浴びているモスクワ・シティ路線。電光掲示板がまぶしいシルバー基調の構内。また昨年は、新たに「トゥルブナヤ」と「スレチェンスキー・ブリヴァール」が開業した。New_metro_station1

どんどん広がるモスクワ地下鉄網であるが、昨今開業の地下鉄駅は、従来の「芸術的で重厚な」イメージから「明るくモダンで華やか」なデザインにNew_metro_station4 変わりつつある。

一方で、「エレクトロザヴォッツカヤ(訳せば電気工場駅となる)」がすでに2年越しの閉鎖修理。日本のように、利用者の便宜を図って短期間に終わらせるということはない。

New_metro

Trubnaya2 Tsvetnoy_bulvar Tsvetnoy_bulvar2 Trubnaya

http://www.metro.ru/map/

|

27.07.07

ヤウーザ号(Яуза)

今日はヤウーザ号を見たからラッキー。そんなことを考えているのは私くらいのものだろう。

ヤウーザ号は地下鉄チカロフスカヤ(Чкаловская)からマリーノ(Марьино)までのリュブリンスカヤ線を走っている。車両数が少ないので、見たり乗ったりできるのは非常にまれ。

これがなぜ特別な存在かというと、その車両が「近代的」なことにある。モスクワ地下鉄の車両といえば普通は水色。しかしヤウーザ号は銀の車体に黄色い線。なんとなく日本のJR車両に見えるではないか。しかも車内には電光掲示板で現在路線のどこを走っているか表示されている。

ヤウーザとはモスクワを東北に流れるヤウーザ川のこと。東部を走るシンボルなのだ。

Yauza4 Yauza_1 Yauza_2

←ヤウーザ号

Train                                →普通の地下鉄車両

|

13.05.07

せっかちなロシア人

時間通りに電車が来ないとイライラする日本人は、世界の中でもかなりせっかちな民族だ。Metro_board

ではロシア人は? モスクワに限って言うとわりとせっかちな方かもしれない。ビジネスで身を立てる人が増え、まさに時は金なり、時間を厳守する人も増えた。

せっかち度を測る格好の指標は地下鉄である。モスクワ地下鉄は、前の電車と次に来る電車の間隔を測る「インターバル時間」で運行する。プラットホームの前方に運行間隔を表示する電光掲示板があり、前の電車が出発すると、表示は0に戻る。ラッシュ時の「インターバル」は1分もない。まさに秒刻みの運行だ。5分ほど待たされる日本の電車など、モスクワの地下鉄に慣れてしまうとイライラしまう。111

夜は電車と電車の間隔が伸びて、10分以上ということもある。

最近は電光掲示板がプラットホームの真ん中にも取り付けられているようだ。乗客の利便性を考慮する気風が出てきたのはいいことだ。ただしすべての駅に普及しているわけではなく、場所によってはせっかくの構内の景観が損なわれているところもあるようだ。

|

15.03.07

新駅開業記念メトロカード

モスクワっ子の誇り、モスクワ地下鉄は愛国事業の一つである。

それゆえ、新しい地下鉄駅ができたとき一番にニュースになるし、記念の乗車きっぷも発売される。Metro3Metro

最初に滞在した97-99年は、エリツィン政権のころで経済も停滞し、新しい地下鉄駅はひとつも開業しなかった。ところが、経済状況が一変する長らく工事中だった地下鉄駅がつぎつぎと開業。ミニメトロやモノレールまでできあがった。

これからも順次新しい駅がオープンしていくだろう。記念きっぷのコレクターにとしては、日本で入手できないのが残念でたまらないのだが。

|

19.09.06

壁で会う

人と待ち合わせるときによく使われるのが地下鉄駅構内だ。天気に左右されないし、なにより場所代がいらない。

日本人と待ち合わせるときは、だいたいエスカレータ付近とかプラットホーム中央とかだが、ロシア人と待ち合わせるときは「на сцене(壁のあたり)で会おう」と言うことが圧倒的に多い。これはロシア人の生活の知恵だ。エスカレータの付近だと乗降客の邪魔になるし、ホーム中央部だと柱の影で見えないこともある。壁のあたりだと間違いがないし、混雑していても探しやすい。

しかし、これにも盲点がある。

モスクワ地下鉄には二つのタイプがある。プラットホームの片側がエスカレータでもう片側が壁になっているタイプ(たとえばキエフスカヤ環状線駅やオクチャーブリスカヤ環状線など)、そして両側が出口や乗換え口になっているタイプ(クールスカヤ、プーシキンスカヤなど)である。

「壁」のない駅では、やはり「ホーム中央あたり」とかどちらの出口付近とかで待ち合わせることになる。

ところで、豪華な装飾が施されているモスクワ地下鉄は、「壁」もその駅の名称にちなんだモニュメントがあっておもしろい。私はもっぱら「壁待ち」派であった。

Shosse_entuziastov ←ショッセ・エントゥージアストフ駅(Ст. Шоссе энтузиастов)             Polyanka

    →パリャンカ駅(Ст.Полянка)

Babushkinskaya ←「壁」のないタイプの駅

|

10.12.05

橋の上の地下鉄駅

私が好きなモスクワ地下鉄駅のひとつに「すずめが丘駅」(Воробьевы горы)がある。ガイドブックによっては旧名の「レーニンが丘駅」(Ленинскиегоры)と紹介されているものもあるだろう。この駅はルジニキースタジアムから対岸のコスイギン通りに至るモスクワ川の上に建設されたもので1952年開業。文字通り「橋の駅」だ。その後、橋の「老朽化のため」?(とロシア語の先生が言っていた)1986年からなんと約16年間駅は閉鎖、電車は急ごしらえした地下鉄用の橋を走ることになった。vorobeyovy_gory

1998-9年の間、この駅を通る路線でモスクワ大学へロシア語を習いに通っていたが、毎回橋の上を走るとき、電車が突然スピードを落とす。「そろそろ橋だな」とわかる。仮橋全体が板で覆われ、ところどころ川面がちらっと見えるので、今ここで橋が折れたら電車ごと川に転落だな、と考えたりしたものだ。橋を渡り終えると、それまでのスローペースを取り返すかのように、電車は急に速度を上げる。車両が左右にゆすぶられるくらいスピードを上げるものだから、今度はいつ電車が脱線するかとはらはらしていた。

vorobeyovy_gory3 2002年12月に、「すずめが丘駅」は再開業。エリツィン時代は停滞気味だった建設工事も、なんとか資金繰りがついたようだ。しかし、「突貫工事だからいつ崩壊するかわからない」なんて言う人もいる。とはいうものの、橋からのかつての眺めは見事復活、そして全長530メートル、幅220メートルにもなるモダンな駅舎が誕生した。

vorobeyovy_gory4 今では地下鉄線路に沿って、人も歩いて川を渡れる歩道橋も一緒になっており、格好のデートコースになっている。駅舎も広い空間を利用して、モスクワビエンナーレの会場の一部となったりしている。

vorobeyovy_gory7 vorobeyovy_gory5 左:ガラスごしに見えるルジニキースタジアム。

 右:モスクワビエンナーレではパフォーマンス会場として      利用。

|

より以前の記事一覧