Posts categorized "甘いもの"

30.10.12

シャルメーリ

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P1020114秋になるとチョコレート菓子がむしょうに食べたくなる。ロシアの板チョコもよいが、私がこの時期一番好きな種類は、モスクワ製菓の老舗の一つ、ウダルニッツァ(Ударница)がだしている寒天入りマシュマロをチョコレートでコーティングしたものだ。

以前はゼフィール(зефир)という名前で売られていたが、いつのまにかシャルメーリ(шармэль)という商品名となり、これまでの菓子名はゼフィール・フ・ショコラーデ(зефир в шоколаде)と説明が加えられている。

マシュマロの部分がバニラの「クラシック味」や「ココナツ味」「モカ味」などあり、わりとあっさりしている。栄養表示によると、100グラム375キロカロリーと、普通のチョコより低熱量のため、「女性むきのお菓子」とふれ込んでいる。

菓子工場が出している出店で買うと卸価格で買えるため、けっこう通っていた。今は、モスクワの知人に頼んで送ってもらったりしているが、値千金の味でちびちびと味わっている。

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27.02.11

ロシア人からもらったチョコレート菓子

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2月は誕生月だったせいか、いろいろ贈り物をいただいた。中でも多かったのがチョコレート。私のチョコ好きを憶えていてくれてありがたいが、大挙してチョコレートが来ると半分は冷凍庫に「保存用」となる。

最近のロシアチョコは、ココアバターやクリーム類の含有量が増えたのか、カロリーが以前のものに比べて高くなったような気がする。たしかに比較的まろやかになった感じもするし、ビターチョコも増えたようだ。

しかし私の好みは一貫して、ロットフロントのハルヴァ・チョココーティングと、ババエフスキーの白熊なのである。

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28.02.10

ロシア版「おっとっと」

まさかこんなスナック菓子があるとは思わなかった。まるで「おっとっと」。しかし中にチョコは入っておらず、ただのクラッカーである。
名前はずばり「Рыбки(さかなちゃん“たち”)」。
なにしろ400グラムも入った超お買い得袋菓子。油で揚げたスナック菓子とは違い、少々ぼそぼそ感があるので、大量には食べられない。
それでも塩気のある菓子がポテトチップスくらいしかないロシアでは、充分存在価値のある菓子である。

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02.12.09

マトリョーシカの意匠とチョコレート

日本ではかなりポピュラーになっているマトリョーシカの意匠。最近は、バッグやマグカップだけでなく、おにぎりケースやスリッパなど、独自の商品デザインに使われている。

マトリョーシカの出生地ロシアではどうか。

マトリョーシカ人形はもとより、マグネット、ブローチ、鉛筆など、どちらかというと装飾品や文具用品。商品としての多様性は少ない。ようやく登場したのがマトリョーシカ型のチョコレートだ。ただし形と包装紙だけで、チョコレートが入れ子の構造をしているわけではない。だが、数が多いとなかなか圧巻である。

さて、マトリョーシカは日本の「こけし」が起源と言われている。専門家によると、「決め手に欠ける」そうだが、ロシア人にとってもマトリョーシカ人形の起源はどこなのか、あまり重要ではなさそうだ。ボルガ川流域が主な産地なので、極東やアルハンゲリスクのような北方では、どちらかというと先住民族の人形や置物の方が特産といえる。

かわいいものに敏感な日本人が目をつけたマトリョーシカ。「こけし」では到底売り物にならないらしい。ロシアももっとがんばって商品化すれば、日本人は観光先でガンガン買うだろう。

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14.11.08

プチッツィー・マラコーとロシアのチョコレート菓子

Pm1以前も書いた「鳥のミルク」こと、プチッツィー・マラコー。寒くなるととたんに甘いものの摂取量が増える私。しかし、ロシア人のように砂糖たっぷりの紅茶を飲みながら、お茶受けにチョコレートを食べる芸当はむずかしい。すごい人は、酒のつまみにケーキやチョコレート、というつわものもいる。

それでも一般のモスクワ滞在日本人より、私は甘いものをたくさん食べたであろう。なにしろ、近所の市場にチョコレート菓子をキロ単位で買ってくるし、ほとんど一人で消費してしまうし、このプチッツィー・マラコーくらいなら、一箱ぺろりと食べてしまっていたのだ。Pmol1

ひとつはロシア菓子のパッケージが好きで、それをコレクションしていPmol2 たので、いろんな種類のチョコレート菓子を食べてみたかったのだ。また、そのパッケージに書かれている成分表によると、どうやら脂肪分が日本のチョコより少なく、100グラムあたりカロリーも、日本のチョコより低い。よって、多少体重が増えたにしても、あまり気にせず食べていた。人によってはロシアのチョコは体に悪そうという人もいた。味もイマイチだし、ばさばさしているのだそうだ。たしかに「老舗」のチョコレート菓子は、昔ながらの味だから、日本人向きではなかろう。結局は好みの問題だが、私は手を掛けすぎたヨーロッパのブランドもののチョコレートより、ロシアのものの方が口に合っていた、といえる。

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28.10.08

秋の夜長の菓子食い

夏時間が終了し、日本との時差は6時間。夜が来るのが1時間早まる。集中暖房が入ると、家にこもる時間も長くなり、ついつい間食も多くなる。ポテトチップス以外にせんべいのような塩気のあるスナックがない。ロシア風乾パンも形はプレッツェルのようだが、塩気より甘みの方が強い。そこで手が伸びるのはもっぱらビスケットやクッキーの類だ。

数あるロシアのクッキー・ビスケットの中で、一番好んでいたのが、ボリシェヴィキから発売されているこのお菓子。Юбилейное (ユビレイノエ=記念)といういろんな種類にジャムをはさんでチョコレートコーティングがほどこされているクッキーだ。特に、マリーナやすぐり系のジャムをはさんであるものが好きで、よく買っていた。

このほかにも、 К чаю(ク・チャユ=意味はずばり、「お茶うけ」)というプレーンなビスケットとクッキーの中間のような四角い菓子があり、こちらも私の定番だった。ビニールでなく、紙包装というのも素朴でよかった。

秋の夜長は長編小説でも読みながら、これらの菓子を紅茶とともにつまむのが最高に贅沢な時間の過ごし方だった。

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02.08.08

シャルメーリ

モスクワでも老舗の製菓メーカー、ウダルニクから発売されているロシアっぽい菓子のひとつに、シャルメーリ(Шармель)がある。

カリーナなどすぐり類の実に砂糖の衣で固めたもので、中身は酸っぱくえぐい感じ、外はひたすら甘い、という不思議な味の菓子である。

しかし、クリームやカカオマスが大量に入った菓子に食べ飽きると、こういう素朴な菓子が非常においしく感じられる。塩気のない梅干の砂糖づけみたいなものであろうか。

以前は駄菓子風に量り売りされていたが、今ではこんなにきれいな箱に入って店頭を飾る。それでも素朴な菓子が生き延びていること自体が、すごいことではないかと思ってしまう。

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19.06.08

プリチューダ(Причуда)

Tort1_2愛するロシアのチョコ菓子。なかでもウエハースを層にしたタイプは大好き。普段は個包装のコンフェーティを愛食するが、たまには個包装を30個くらい並べたようなでっかい菓子も食べたい。こんな甘いもの党のために作られた(?)菓子がある。

「プリチューダ」は1855年、モスクワに作られた老舗菓子工場のボリシェヴィク(Большевик)から発売されているチョコレート菓子(厳密には、スポンジ生地が使用されている"ケクス"ではないケーキ、”トルト”である)。

菓子の名前「プリチューダ」は、辞書によると「気まぐれ/妙なクセ」などの訳があるが、癖になるほどおいしい、ということか?

最近はウエハースだけのプレーンタイプから、カカオ増量タイプやヘーゼルナッツをはさんだもの、キャラメル味や複数のナッツを入れたものなどが登場。増量タイプも発売され、中身も包装も進化している。Prichuda


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04.05.08

蜂蜜ケーキ

甘いロシアのケーキの中で、私が一番好きなものは「蜂蜜ケーキ」である。蜂蜜がたっぷり入ったスポンジの間に、ナッツのクリームが挟まれており、さくさくとした感触もなかなかよい。

ロシア人は昔、砂糖を知らなかったため甘味の代表は蜂蜜であった。蜂蜜は客人をもてなすための飲み物や食べ物を作る材料であり、薬でもあった。ビールや地酒も蜂蜜を使っていたわけで、ロシア人と蜂蜜は切っても切れない深い関係がある。

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写真の蜂蜜ケーキはナメトニカ通りにある「チェリョームシキ」菓子・パン工場のもの。縦横20センチくらいの正方形である。

菓子パンタイプの蜂蜜ケーキもある。

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11.04.08

カルクノフ(A.Коркунов)チョコレート

ふだんはババエフスキー(Бабаевский)やロットフロント(Рот Фронт)を愛食しているが、人にお土産ということになるとそうはいかない。

以前、モスクワ老舗菓子本舗のひとつ、クラスヌィ・オクチャーブリのチョコレート詰め合わせを知り合いに送ったことがある。ところが、その知人はゴディバなどの高級チョコしか受け付けないらしく、ロシアのチョコは犬の糞のにおいがする、と言い放った。それ以来、他人に献上する菓子の土産はカルクノフ(正式名称は、創設者の名前、A.カルクノフである)のものと決めている。

それを見越してか、カルクノフも高所得者のロシア人、外国人向けに日々進化。味はもとより、パッケージ、包装、贈答品用としての見栄えなど、とてもロシアのものと思えない。箱の中にいきなりチョコが鎮座している商品とは雲泥の差である。最近は空港の免税店にも大きめの陳列コーナーがあり、ロシアチョコの意外なおいしさに人々をびっくりさせている。

ところで創設者アンドレイ・カルクノフ氏は、トレーダーから転身した起業家。先鋭的な経営感覚を持ち、わずか10数年で高級チョコ市場の3分の1近くのシェアを獲得した。モスクワの西郊外、アジンツェヴォに工場をつくり、「カルクノフ」ブランドとして経営の手腕を振るう。数少ないロシアの成功した「国産」製造業である。

ロシアチョコの昔懐かしい味も捨てがたいところだが、カルクノフの飛躍的進化にも目がはなせないのは事実。次なる開発商品を楽しみにしよう。

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