冬よさらば、でも春はまだまだ
2月27日はマースレニッツァ(Масленица)というお祭りだった。ロシアの暦上、この日は毎年移動し、この日を境に冬は終わる。ところが、冬の終了=春の始まりにはならない。マースレニッツァは古代スラブの冬を送り出すお祭りのことで、ロシア正教の復活祭・パスハ(Пасха)にならないと本当の春は来ない。その間いわゆる「精進の週」で、マースレニッツァとは西ヨーロッパでいう謝肉祭にあたる。
この日に食べるのがブリヌィ(Блины)というクレープのような薄いパンケーキ。精進の間はバターや卵を控える。そのために、マースレニッツァにはめいっぱいブリヌィを作って食べてしまおうという、先人の知恵?から編み出された祝祭の食べ物である。毎年、モスクワ中心部ではマースレニッツァのイベントが行われ、伝統的なロシアの祭りを体験することができる。(詳しくは、http://www.maslenitsa.com/ をごらんください)
さて、現代ロシア人は本当に精進をするのだろうか。私の知り合いの一人はまだ30歳そこそこの若さだが、この時期は肉料理を食べないと言っていた。日ごろ脂っぽいものを食べ過ぎているので、この時期お粥(Каша)などを食べるのは健康維持にとてもいいそうだ。また、別の知り合いも食べる量を減らすと言っていた。冬の間に太った分はこの時期落とすそうだ。なるほどマースレニッツァは、来るべき春に向けてダイエット開始の合図でもあったのだ。









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