Posts categorized "動物"

10.01.10

モスクワ動物園のトラとの対話

Zoo5 Zoo6私が「トラ」にはまったのは、モスクワでアムールトラを見てからだ。

モスクワ動物園は、収容されている動物たちにとって決してよい環境とはいえない。「動物を見世物のように扱う動物園」のような、一昔前の設備だからである。ましてや日本の動物園のように、事細かな情報を提示しているわけでもなく、えさやりの公開や見せ方に工夫をしているわけでもない。それにもかかわらず、モスクワ動物園の動物たちは、けっこう私たちを楽しませてくれるのだ。まるで動物園に勤務する、ワニのゲーナのように。

私がモスクワ動物園に通った日すべて、アムールトラは外に出ていた。その中でも忘れられないのが動画でも紹介している水で遊ぶ情景。それから夏の昼下がりにのんびり寝そべっている姿。ネコのように顔を洗うしぐさなど。ロシア人の親子はやはり見世物を見に来る感覚だが、中には動物たちと対話するようにじっくり観察していく人もいた。

残念なのは、モスクワ動物園のトラたちが、なんという名前をもらって人間社会で暮らしているのか知る機会がなかったことだ。

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21.11.09

野良犬一家

群れをなして行動するモスクワの野良犬たち。遠くから見ている分はよいが、近くに来られると少し緊張する。概しておとなしいが、たまに吠えたり噛み付いてくる犬もいるので要注意だ。知り合いの何人かは野良犬に一方的に噛まれたことがあり、狂犬病ワクチンを受けに病院通いするハメになった。飼い犬で首輪をしていない犬もいてまぎらわしい。

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13.10.09

猫店長

日本にも店の看板となるペットがいるように、モスクワでも店に居ついている動物がいた。

ただし、日本のような「招き猫」伝説はないので、あくまでも店主のペットか単に居候しているだけの犬猫である。彼らは商品の間を自由に歩き回り、客の買い物の邪魔をしても店の従業員に怒られることはない。以前は番犬やネズミ捕りとして活躍したであろうが、今はひたすらのんびりと過ごす。

Kuzma02 このようにきわめてマイペースな店付き小動物だが、日本のように遠方からわざわざ客が逢いに来るなんてこともない。

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08.10.09

モスクワに暮らすペット

集合住宅で暮らしていても、ペットに関する規制が一切ないのがロシア流。そういうわけで、高層アパートであってもペットを飼っているお宅はけっこうあった。

イヌ・ネコはいうに及ばす、中にはワシントン条約で規制されているような動物まで。多くは郊外にある「プチッチィ・ルィーノク」(ペット市場)で買ってくる。拾ったり路上のおばさんから貰い受けたりする場合も多い。

私の近所に住んでいた日本人家庭でも、3世帯がネコ、2世帯がイヌを飼っていた。そのうち日本から連れてきた犬猫が4世帯。中でもイギリス赴任中に飼われたというコリー犬は、毛並みも美しく温和で愛想がよいので、近所のロシア人にも大人気。毎日散歩に出ると必ずロシア人から声をかけられていたという。

このコリー犬にはもっとすごいエピソードもある。飼い主が身分証明書を忘れて散歩に出てしまい、うっかり警官に職務質問をされてしまった。普通なら署に連行されて何時間か(当時は3時間だった。現在は72時間)拘束されるか、罰金(実は賄賂)となるところを、この犬の可愛さにめんじて放免となってしまったというのだ。ちなみにこのコリー犬、人間のひざの上に座りたがるという性格で、私も何度かやられた。愛嬌者なので、怒れない。やっぱり得な性格の犬である。

IWCで英語教室を主宰していた某イギリス大使館関係者のお宅では、小型のテリアが人気者。お年寄りだったのに(紳士イヌと呼ばれていた)、散歩に出ればロシア人から声をかけられる。尻尾のある外交官として有名な存在だった。

一方、日本からつれられた来た猫は、ロシアの検疫ですっかり人間嫌いとなってしまい、部外者が来ると雲隠れするものが多くいた。ロシアで飼われはじめた猫は非常に愛想よく、ゴロゴロとよく擦り寄ってきていたが、これも日本の検疫を受けるときに人間嫌いに変わってしまうのだろう。飼い主の都合とはいえ、気の毒である。

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17.06.09

ロシア人と自然保護

ときどき、ロシア人は人間より動物の方が好きなのではないかと思う。飛行機にネコなどのケージを持ち込むと、客室乗務員のサービス度がアップする。街にイヌが放されていても、目くじらをたてない。年金暮らしの老婆がハトにえさをやっている・・・、などなどロシア人の動物愛護の情景はごく普通だ。
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初夏になると、ブリヴァール(並木道)や公園には鳥の巣箱をしつらえる人が少なからずいる。モスクワには日本に生息するような全身が黒い(本当は黒くないのだが)カラスやモズはいないので、鳥の世界もなんとなくのんびり。それでも次々と森や林を伐採して高層ビルが建っているので、鳥にtとって棲みやすい街とは言い難いだろう。
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16.06.08

ドゥーロフ動物劇場(Театр Уголок дедушки Дурова)

動物が演技するサーカスは、ボリショイ・サーカスだけではない。モスクワで90年以上の歴史を誇るドゥーロフ動物サーカス劇場は、純粋に動物が演技の主役。ステージの大きさによって、出演する動物が変わる。

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大ステージでは、熊、ゾウ、トラ、カバなど大型動物がメイン。幻想的な照明でストーリー性をもたせたり、ワイヤーを使って客席の上にも動物が移動するスケールの大きな演出が見ものだ。ネコやサルなどの小型動物も出てきて花を添える。

小ステージは、イヌ、ネコ、ヤマアラシ、カラスといった小動物が出演。こちらも芸達者がそ

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ろっている。

また、劇場の歴史を伝える博物館や子どものためのミニ鉄道なども付設されていて、休みの日は家族連れでにぎわう。1日に2ステージくらいあるが、公演日が週3日程度なので、チケットはすぐに売り切れる。

ドゥーロフ動物劇場は、ロマノフ王朝期にヴラジーミルとアナトーリーというドゥーロフ兄弟によって1812年設立。ヴラジーミルは道化師で、風刺劇と動物を使った出し物を行っていた。1979年に、ドゥーロフ名称野獣劇場と改称したが、1992年に「モスクワ総合劇場”ドゥーロフおじさんの不思議の国”」となった。現在はナタリヤ・ドゥーロヴァが芸術監督。

 

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www.ugolokdurova.ru

 

 

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06.06.08

モスクワのタキシードキャット

モスクワのネコは人見知りを(ほとんど)しない。おまけにかなり大胆。このネコも落っこちそうな欄干のところで寝転んだり背伸びをしたりしていた。

天敵の野良犬からも逃れて、人間世界を高みの見物である。

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07.05.08

近所の家猫

アパートでも動物を飼うことに規制がないモスクワ。近所のアパートに住んでいる猫は、しっぽがキツネのように太かった。知らない人を怖がることもなく、堂々と出入りする。日本のように、猫に首輪や鈴をつけるケースは少なく、ぱっと見では野良猫か家猫かわからない。野良猫でさえ、日本のノラより人懐っこい。

地域猫という概念はないが、モスクワの人たちは猫に限りなく寛容である。

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04.01.08

冬の動物園

モスクワ動物園は、年が明けると入場無料のサービスをやっていた。

特に行くところもなくヒマだった私は、動物園に行くのも楽しみのひとつだった。もちろん、Zoo2 厳冬期なので多くの動物たちは獣舎に入って出てこない。一方、真冬だというのに元気な動物もいる。

その代表がアムールトラなど極寒の地域で生きる動物たち。昼間や暑い時期はほとんど寝ていて動かない彼らだが、真冬は昼間も活発に動き回る。Zoo6

それから忘れてならないのが日本ザル。獣舎で飼われているとはいえ、日本の北限のサルよりはるかに寒いところで生活している。モスクワ動物Zoo1 Zoo4 園では日本の丹頂ツルも飼育されていて、こちらも冬に見ると美しい。

冬の動物園は寒々としているが、動物たちの生態を観察するにはもってこいの季節なのであった。

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03.07.07

修道院のネコ

Monastery_cat_1 モスクワおよびモスクワ周辺に点在する歴史ある修道院。なぜか猫が多い。

そのわけをロシア人に聞いてみた。いわく、猫とは神の使いに近く、神聖Cat3 な動物である。従って、修道院では猫を保護している。また、猫はネズミなどの害獣を駆Cat_at_monastery 逐する。というわけで、修道院には猫が多いのだそうだ。

たしかに可愛がられているらしく、修道院の猫は人見知りしない。実際とてもかわいい。Cat_at_monastery2 Cat_at_monastery1

猫が神聖な存在というのは、猫を不吉と見るアジア的感覚からすれば不思議な感じだが、エジプトのスフィンクスにあるように、ネコ科の動物はやっぱり神秘的なのであろう。

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