06/16/2008

ドゥーロフ動物劇場(Театр Уголок дедушки Дурова)

動物が演技するサーカスは、ボリショイ・サーカスだけではない。モスクワで90年以上の歴史を誇るドゥーロフ動物サーカス劇場は、純粋に動物が演技の主役。ステージの大きさによって、出演する動物が変わる。

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大ステージでは、熊、ゾウ、トラ、カバなど大型動物がメイン。幻想的な照明でストーリー性をもたせたり、ワイヤーを使って客席の上にも動物が移動するスケールの大きな演出が見ものだ。ネコやサルなどの小型動物も出てきて花を添える。

小ステージは、イヌ、ネコ、ヤマアラシ、カラスといった小動物が出演。こちらも芸達者がそ

Animal_theatre

ろっている。

また、劇場の歴史を伝える博物館や子どものためのミニ鉄道なども付設されていて、休みの日は家族連れでにぎわう。1日に2ステージくらいあるが、公演日が週3日程度なので、チケットはすぐに売り切れる。

ドゥーロフ動物劇場は、ロマノフ王朝期にヴラジーミルとアナトーリーというドゥーロフ兄弟によって1812年設立。ヴラジーミルは道化師で、風刺劇と動物を使った出し物を行っていた。1979年に、ドゥーロフ名称野獣劇場と改称したが、1992年に「モスクワ総合劇場”ドゥーロフおじさんの不思議の国”」となった。現在はナタリヤ・ドゥーロヴァが芸術監督。

 

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www.ugolokdurova.ru

 

 

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06/06/2008

モスクワのタキシードキャット

モスクワのネコは人見知りを(ほとんど)しない。おまけにかなり大胆。このネコも落っこちそうな欄干のところで寝転んだり背伸びをしたりしていた。

天敵の野良犬からも逃れて、人間世界を高みの見物である。

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05/07/2008

近所の家猫

アパートでも動物を飼うことに規制がないモスクワ。近所のアパートに住んでいる猫は、しっぽがキツネのように太かった。知らない人を怖がることもなく、堂々と出入りする。日本のように、猫に首輪や鈴をつけるケースは少なく、ぱっと見では野良猫か家猫かわからない。野良猫でさえ、日本のノラより人懐っこい。

地域猫という概念はないが、モスクワの人たちは猫に限りなく寛容である。

Familiar_cat

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01/04/2008

冬の動物園

モスクワ動物園は、年が明けると入場無料のサービスをやっていた。

特に行くところもなくヒマだった私は、動物園に行くのも楽しみのひとつだった。もちろん、Zoo2 厳冬期なので多くの動物たちは獣舎に入って出てこない。一方、真冬だというのに元気な動物もいる。

その代表がアムールトラなど極寒の地域で生きる動物たち。昼間や暑い時期はほとんど寝ていて動かない彼らだが、真冬は昼間も活発に動き回る。Zoo6

それから忘れてならないのが日本ザル。獣舎で飼われているとはいえ、日本の北限のサルよりはるかに寒いところで生活している。モスクワ動物Zoo1 Zoo4 園では日本の丹頂ツルも飼育されていて、こちらも冬に見ると美しい。

冬の動物園は寒々としているが、動物たちの生態を観察するにはもってこいの季節なのであった。

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07/03/2007

修道院のネコ

Monastery_cat_1 モスクワおよびモスクワ周辺に点在する歴史ある修道院。なぜか猫が多い。

そのわけをロシア人に聞いてみた。いわく、猫とは神の使いに近く、神聖Cat3 な動物である。従って、修道院では猫を保護している。また、猫はネズミなどの害獣を駆Cat_at_monastery 逐する。というわけで、修道院には猫が多いのだそうだ。

たしかに可愛がられているらしく、修道院の猫は人見知りしない。実際とてもかわいい。Cat_at_monastery2 Cat_at_monastery1

猫が神聖な存在というのは、猫を不吉と見るアジア的感覚からすれば不思議な感じだが、エジプトのスフィンクスにあるように、ネコ科の動物はやっぱり神秘的なのであろう。

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04/17/2007

モスクワの野良犬たち

モスクワは野良犬が多い。たいていは集団となって生活しているが、ときどき1匹でふらふらと地下鉄に乗ってきたりする。乗客らは「切符のいらない乗客」などと言ったりして、気に留めない人が多い。

一方、社会問題となっているのが、野犬による被害だ。犬にかまれる人は年々増加。郊外の地下鉄駅周辺で、野犬の集団が人を襲ったというニュースもよく聞いた。狂犬病汚染地域ではないため、あまり注目されていないようだが飼育放棄による野犬が増えすぎていることはたしかだ。狂犬病予防接種の義務は日本ほどうるさくなく、飼い主の意識も低い。当局による「野犬狩り」も行われているそうだが、効果は上がっていない。「お金持ち」ロシア人の増加で、飼い犬を必要以上の警戒心を持つ番犬に仕立て、通行人を襲わせるケースまであるという。

そんな野良犬の中で、「ロシア版忠犬ハチ公」と最近日本でも話題となったのが、メンデレーフスカヤ駅構内に住んでいた「マールチク」(男の子、という意味)という名の野良犬。すでに故犬(?)となり、レリーフのような銅像がゆかりの地下鉄駅に造られた。

どうひいき目に見ても、渋谷のハチ公の方が凛々しくてかわいい気がするが、彼のようなフレンドリーな野良犬が、殺伐としたモスクワ市民の気持ちを懐柔していたかと思うととてもうれしい。

Dog1 Dog2

←なぜかお賽銭が・・・。

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11/04/2006

地域ネコ・シロちゃんの思い出

Shirochan2モスクワで初雪が降ったと聞くと、まっさきに思い出すのが近所に住んでいた野良猫・シロちゃんだ。

頭のてっぺんに墨汁で一筆書いたようなしるしのあるその猫は、私の住んでいたアパートの近所の中庭をねぐらにしていた。「シロちゃん」とは私が勝手に命名したもので、ロシア人は名前なぞ特につけていなかったようだ。

買い物の行き帰り、シロちゃんは私が来るのを知っているかのようにどこからともなくやってきて、ミャウミャウと鳴く。ときどきソーセージの切れ端やネコ缶などをやると喜んで食べる。それでも我が家までついて来なかったのは、もっといいエサを恵んでくれるパトロンがいたためか、真の自由愛好家だからだったからだろう。

最後に会ってからすでに丸2年。今もどこかで元気に過ごしているだろうか。

Shirochan

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05/14/2006

モスクワ動物園 その3 ホッキョクグマ

ロシアでは茶色い熊を見ると、皆「ミーシャだ!」とおおはしゃぎ。イヌのことを「ポチ」、ネコのことを「タマ」というのと同じ反応である。

ロシアの熊は「ミーシャ」という愛称だけではない。「ミハイル」という本名を持ち、姓と父称も持っている。ほとんど人間と同じ扱いだ。ところがシロクマにはこのような名前はない。住んでいる地域が違うのだから当然といえば当然だが、ちょっとかわいそう。

ところで、温暖化の影響で絶滅が危惧されるホッキョクグマ。モスクワ動物園では、2頭の小熊が元気に育っていた。

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05/11/2006

モスクワ動物園 その2 アムールトラ

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もともとネコ科の動物はそれほど興味はなかった。しかし99年に初めて子トラを目撃、そのかわいらしさにぞっこんとなった。その後、親トラの優美なルックスと堂々たるしぐさ(でもときどきネコっぽい行動も見せる)に魅せられ熱心なトラ・ファンに。私のモスクワ動物園通いの目的は、ひとえにアムールトラを見るためであったと言っても過言ではない。

帰国前、最後の動物園訪問のとき、アムールトラは私の前に40分近く姿を見せ、歩き回って最後に水遊びまでやってくれた。モスクワ動物園のアムールトラに、またまた会いたくなっている今日この頃である。

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05/10/2006

モスクワ動物園 その1

Cheetah_1CraneJapanese_monkey_1   Black_puma   

モスクワにいたとき、劇場の次に足しげく通ったのは、モスクワ動物園である。

タイガに住む希少な動物のほか、日本から贈られた丹頂鶴やニホンザルもいて、なかなか味わい深い動物園だった。

左より、アムールヒョウ、丹頂鶴、ニホンザル、黒ヒョウ

CarpLionBear  Mountain_cat Cat_in_zoopark

左より、コイ、ライオン、熊、シベリア山猫、ただのネコ

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04/15/2006

ネコ劇場

モスクワの我が家から歩いて20分くらいのところに、「世界で唯一の」と謳われているネコ劇場がある。何度も来日公演やテレビ出演をしているので、日本でもおなじみだ。ボリショイサーカスにいたククラーチェフ氏が設立したネコ劇場、モスクワでも根強い人気がある。
Cats_theatre
この建物がネコ劇場のホームベースとなるわけだが、内装に工夫が凝らされていておもしろい。ホールの扉や柱などにネコの足や尻尾のモチーフが使われ、出演するネコのポートレートが、まるで人間の出演する劇場さながらにロビーに飾られている。緞帳も普通の劇場風だが、どこかにネコの図柄が描かれたりして、さりげなくネコの世界がアピールされている。
そして演目だが、ネコとその仲間(犬も出演する)の冒険モノが多い。ストーリー展開の中で、逆立ちをしたり平行棒を渡ったりする芸が披露される。最後は子供たちをステージ周辺に集め、なぜかディスコ大会となって終了。幕間はククラーチェフ氏自らおみやげや記念写真をセールスしたりして、子供たちは大はしゃぎだ。
日本での公演を見たことがないのでわからないが、ロシアでは舞台と観客の距離がとても近い。98年、私が初めてネコ劇場を見に行き、ククラーチェフ氏に日本に来てよとしゃべりかけた時、「君が呼んでくれたら行くよ」と気軽に答えてくれたのが印象的だった。
近年は息子も出演しているが、その芸はまだまだ未熟。今後も注目していきたい劇場である。Cats_theatre_2

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03/14/2006

モスクワのカラス

都会の野鳥御三家はスズメ、ハト、カラスかもしれない。モスクワも例外ではない。しかし、モスクワにいるカラスはカチガラス。真っ黒い日本のカラスのひとまわり小さく、黒と灰色のツートンカラーである。crownest
このカチガラスが、なんと交通量が多いクトゥーゾフスキー大通りの街路樹に巣を作った。ちょうど我が家のベランダの高さにあるため、毎日巣のようすが観察できた。残念ながら、観察途中で帰国になってしまったため、ちゃんと幼鳥が巣立ったかどうかは未確認だが、たくましいモスクワのカチガラスのことだ、たぶん大丈夫だろう。
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10/18/2005

ブルガーコフ記念館の猫

ミハイル・ブルガーコフの『巨匠とマルガリータ』を読みすぎたせいか、モスクワで黒猫を見かけると、この小説に登場するしゃべる黒猫・ベゲモートだと条件反射するようになってしまった。

で、モスクワのサドーバヤ環状通に面するアパートの一室である。ブルガーコフがかつて住んでいた部屋を記念館に改造したところには、ベゲモート似(?)の黒猫が勤務している。モスクワ南部の一般家庭の猫で、この記念館にたしか今年に入ってからスカウトされたのだ。給与はソーセージだと聞いた。くいぶちを自分で稼ぐなんてたいした猫だ。

それだけではない。

この猫のすごいところは、どんなに見知らぬ人が大挙して来ようと撫でられようと、じーっとして鳴き声ひとつたてないところだ。忍耐の猫である。しかも、写真を撮ってもレンズにそっぽをむけたり、フラッシュがむぶしいにゃあんとか言わない。サービス精神に富んだ猫だ。やっぱり悪魔界からひそかにやってきた今世紀のベゲモートとしかいいようがないのである。きっと前世紀から変わらぬ愚かさをもった人間を観察して、次なる騒ぎを画策しているのだ。kot_begemot

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10/09/2005

愛しのモスクワの猫たち

日本のネコは人を警戒する。カメラを向けるとそそくさと逃げるか、物陰に隠れてじっとこちらを伺う。飼い猫であってもこの傾向はあまり変わらない。

で、モスクワのネコである。彼らはほとんど人見知りしない。むしろ人に寄って来たりする。おかげでカメラを向けるのが楽しかった。ロシア人自身、ネコ好きな国民性である。なんでもネコは神様に仕える神聖な動物なんだとか。

ロシアではネコに呼びかけるとき、「ニャー」とか「ミャオー」とかいう「ネコまね」はしない。「クスクスクスクス」もしくは「キスキスキスキス」という。こう呼びかけると、たいていのネコはなんらかの反応を示す。もうすぐ雪が降るモスクワ。うちの近所にいた「彼ら」は元気にしているだろうか。cat1 cat5 cat4cat2 cat3

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