Posts categorized "市民生活"

13.09.11

鉄道線路沿い

The_moskov_river009日本でいう「鉄道網」は、JRをはじめ私鉄や高速鉄道などいろいろあって本当に複雑だ。ロシアで「鉄道」といえばРЖД(Российские железные дороги)の国営のみ。ソ連崩壊後、運営は各地域に分割されたようだが、サプサンや空港路線などの特急列車を除くと、だいたいソ連時代からおなじみの緑色の車両で走る。

知り合いの家の近くには、鉄道駅があった。ところがタイムテーブルがめちゃめちゃなので、めったに電車には乗らないと言っていた。線路には踏切も何もなく、人間や動物が好き勝手に線路をまたいでいく。軌道が広く、レールに高さがあるので、雪が降ったあとに線路を歩いて横断するのは大変だった。

線路を保守している人影を見かけたことはほとんどない。おまけに人身事故のニュースなど皆無だった。鉄道自殺した「アンナ・カレーニナ」を排出した国では、わざわざだだっぴろい鉄道に身を横たえるなどは、イカした自殺ではないのかもしれない。

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30.08.11

ロシアの献血

日本では献血回数100回を越える私だが、海外での献血は未経験。理由は、やはり医療器具や技術面に対する不安に尽きる。以前は献血が一般的ではなかった中国でも台湾でも、震災などの経験を経て、献血がボランティア行為として広く受け入れられるようになってきた。ところが、ロシアでは1回も献血を呼びかけるところを見たことがなかった。

先日、モスクワの友人から献血募集の看板を見たと写真が送られてきた。どうやら日本のように赤十字社がやっているのではないらしい。どういうやり方で行なわれるのかは、行って体験してみるほかない。

ちなみに、ロシアでの血液型の種類わけは、日本とは違いⅠ型、Ⅱ型・・・である。Blood_donation

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07.08.11

裏庭公園

日本では町内にひとつかふたつはあろう児童公園。日本の定番は砂場や鉄棒、場所によっては滑り台やアスレチックなど。しかし、モスクワではそういう公園は特に設けられていない。そのかわりアパートの中庭に子どもの遊び場が作られている。それぞれ趣向をこらした遊具があっておもしろい。

下の写真は遊具なのか単なる置物なのかどうか不明だが、普通ではみかけない動物たちが中庭に出現するコンセプトが気にいった。

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25.06.11

もはや地獄の車社会

Trafficロシアでの車販売は好調だそうだが、乗る方にしてみればあまり愉快な話ではない。年々増える自動車台数、それに見合った駐車場の数やスペース、道路の整備は遅れている。

先日、モスクワ環状線道路(МКАД)の外に住む友人と電話で話をしたが、引越しをしたわけでもないのに、通勤時間が約2倍になったとこぼしていた。環状線の外は、モスクワ市の飛び地を除いて、「モスクワ県」という別の行政単位。首都モスクワ市とは格差が感じられる。モスクワ県には地下鉄やミニメトロは通っていない。したがって、地下鉄駅まではバスなどを使わねばならない。

この友人の話によると、これまで自宅近くのバス停から最寄の地下鉄駅まで約30分、最寄地下鉄駅から職場の地下鉄駅まで約30分の約1時間が通勤時間だった。ところが、ここ1~2年で、バスに乗ること1時間、地下鉄での移動に45分かかるようになったという。 一番の関所は環状線からモスクワ市に入るロータリーで、ここを通過するのに30分以上はかかるというのだ。さらに地下鉄駅についても、混雑ですぐ電車に乗り込めない。そんなこんなで家を出るのも今まで以上に早く、帰宅も遅くなると嘆く。

その友人に今の日本の若者は、車をあまり所有したがらないそうだと言うと、信じられないという感じだった。

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21.04.11

春の住宅街

  まだ寒さが残っているが、日が長くなったことでずい分気分が軽くなる。Prospict02_2雪に覆われていたときは、カチガラスしかいなかったのに、気温が上がるとどこからかスズメもやってくる。

この時期困るのProspict03が雪解け水だ。道の舗装が荒いので、水溜りがあちこちにできるし、Prospict04歩道と車道の段差が大きいので、流れ込んだ水が川のようになる。Prospict05脚の長いロシア人ならひとっ飛びだが、そうでない私が飛び越えようとすると必ず失敗する。車も歩行者に容赦なく泥水をかけ散らしながら疾走するので注意が必要だ。

とはいうものの、長く待ち望んだ春が来るのはうれしい。考えてみると、モスクワは10月から4月まで半年以上も雪と氷に閉ざされた都市なのだ。季節が二分されたような感覚に陥りながら、水溜りを飛び越える。

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18.04.11

モスクワで飲んでいた薬

いまだ収束のきざしが見えない日本の原発事故。避難地域では」子どもなどを対象に安定ヨウ素摂取が進められているが、一般の薬局では手に入らないのか判然としない。

私の2回目のモスクワライフ開始からしばらくして、日本人留学生に「ヨード・アクティヴ」という名前のヨード剤を勧められた。チェルノブイリ原発事故から干支が一巡りしていたので、ほとんど気にしておらず効果のほども半信半疑だったが、同じようなことをロシア人からも言われた。そのロシア人は2000年ごろから飲み始めたという。

そういうわけで薬局で「ヨード・アクティヴ」をたまに買って、気が向いたときに服用。ウクライナ製だったが、特に副作用もなかった。実際、モスクワ市内ではスポット的に放射能レベルが高いところがあるという話を聞いた。効果のほどはわからない。しかし、モスクワ滞在当時40歳以下だったので、おまじない的には有効だったかもしれない。

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14.02.11

EMSでもこのとおり

Ems021 ロシアでの郵便事情については、これまでたびたび書いてきた。今回は受け取る側の様子を説明したい。

写真は昨年12月初旬に、モスクワの知人に向けて贈ったプレゼント。中身は菓子類がメインだが、DVDなども入れていたのでEMSを利用した。到着したのは1月12日前後。途中で年末年始、ロシアのクリスマスが挟まっているとはいえ、EMSで1ヶ月もかかったことになる。

EMSはアイテム番号がわかっているので、現在地を追跡できる。この贈り物のあて先は、モスクワ郊外の住所なので、郊外の関税手続き所でなんと2週間もほったらかしにされていた。日本からロシア入りの早さに比べ、ロシア国内ではまさに「カタツムリ」的なスピードである。もし年末年始の休みがなくても、2週間近くかかるのはやむをえない。

もっとも腹立たしいのは、記念切手の強奪である。このEMSもお年玉抽選がついている兎年切手を貼っていた。しかしすでにもとのままの様子ではなく、ぼろぼろになっている。今回のことろは、長く放置されたことによるものと思われる。

日本の郵便事情も最善であるとは言いがたいが、少なくともいつも書きとめにしなくても先方にちゃんと届く、という状況は堅持されている。だからといって100%安心できるものでもないのだが。

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03.02.11

アパートのバスルーム

Bathroom1 ロシア人の家庭では、意外とユニットバスが少なかったので、驚いた。アパートの部屋はそれほど広くなくても、バス+洗面台とトイレは別々だ。たいてい浅くて長細いバスタブに洗面台があり、シャワーカーテンはあったりなかったり、壁のすみにシャンプーや歯磨き粉などがごちゃごちゃとおかれているのが一般的だ。洗濯機のない家庭では、このバスタブと洗面台にタライを置き、手で洗濯する。トイレなどがあっては、邪魔なだけであろう。

こうした室内設計もあって、家賃の高い大都会で発達したのがコムナリナヤ・コームナタ(ルームシェアとでもいうべきか。大家と同居の場合もある)。ひとつの部屋を2世帯以上で使い、台所やトイレなどは共有だ。これだと確かにトイレと風呂が分かれていないと使いにくい。

ボロアパートで悪名高かったフルシチョフカもこういう用途を考えたのかどうか不明だが…。

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17.01.11

二重窓

寒いロシアでは、二重窓でないと暮らせない。もちろん古い建物では、窓枠が木製だったり建付けが悪くてすきまがあったりするので、たとえ窓が二重でも目張りが必要だ。

幸い、私の住んでいた部屋の窓はいわゆる「ヨーロピアン・リノベーション」が施してあったので、窓枠はサッシだった。おかげで目張りをする手間が省けたわけだが、窓の鍵は開けにくく一度開けたらきちんと閉まらないというところもあって、掃除などできないところがあった。

大通りに面していたせいで、外側の窓はいつも排気ガスで真っ黒だったが、窓辺においていた君子蘭は毎年花をつけていたし、冬場は暖房でかなり乾燥しているので結露もない。小窓をあければ空気の入れ替えも自在だったので、かなり快適だったといえよう。Window031

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01.06.10

一般家庭のカーテン

Cutain02 モスクワで暮らしていて驚いたのが、日本のように「レースのカーテン+布カーテン」という組み合わせがほとんど見られなかったこと。

おじゃましたことのあるロシア人家庭のほとんどが、レースのカーテンのみ。これでは目隠しや遮光にならないのではと思うが、あまり気にしないらしい。台所などカーテンをつるさない部屋も多く、リビングでさえ申し訳程度のカフェ・カーテンがぶら下がっている所が多かった。

私が住んでいたアパートも、一応布のカーテンが付いていたものの、ただのシーツのような素材。冬はまだしも、夏至の頃はまったく遮光しない。闇に眼が慣れてくると、相当明るい夜景が見えた。

知り合いのロシア人に分厚いカーテンが買えないか相談してみたが、「どうしてそこまで部屋を暗くしなくちゃいけないの?」と逆に質問され、遮光カーテンを入手する計画は頓挫。頭の向きを変えるなどして寝るしかなかった。おまけに大通りに面した私のフラットでは、ネオンの光も入ってくる。これでは明るすぎて熟睡できない。最後の手段は「アエロフロート」でもらったアイマスクだった。

ちなみに一般家庭のカーテンは、テグスのようなヒモとカーテンクリップで吊り下げられていることが多い。日本のようなカーテンボックスや上等なカーテンレールは、新しいアパートやリフォームした部屋くらいにしか付いていないようだ。

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