Posts categorized "ちょっとした贅沢"

25.11.07

オーダー・ジュエリー

年末が近づくと、なぜかしら高いものを買いたくなるのはどうしてだろうか。でもロシアで買っても問題ない高価なものとは・・・?

いろいろ考えた末、宝石ルィーノック(市場)で買った原石で、アクセサリーをオーダーメードすることにした。

最初に作ったのは大粒ガーネットのペンダント・トップ。へたくそながら自分でデザイン画を書き、彫金マステルスカヤ(工房)に持っていった。マステル(職人)は、「この爪じゃあ、ガーネットが落っこちちゃうよ」といって、ごついデザインに勝手に変えてしまった。他年末は注文が立て込んでいるというので、受け取りは1ヶ月後ということになった。Garnet

いよいよ出来上がりの日。なんとマステルは、他のアクセサリーを作ったときに出たルビーのかけらをおまけにつけてくれていた。おかげで日本ではめったにお目にかからない14金枠のペンダント・トップができあがった。(ロシアでの地金アクセサリーは14金が多い)

このペンダント・トップに合うチェーンは、それなりにボリュームがないとまずい。でも喜平みたいなのは嫌だ。そういうわけで、少し華奢な金のチェーンにしたが、けっこうずっしりする。

Amethyst これに気をよくした私。続いて誕生石でもある大粒アメジストを持ち込む。こちらは十文字型のペンダント枠になった。本当はピアスも作る予定だったが、マステルが「ピアスは細かすぎて作れない」という。マステルって注文受けたら何でも作るんじゃないの? と思ったが、こちらも帰国がせまっており再注文するのはあきらめた。

Order_sheet

                                                                  右:注文シート

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24.09.07

オーダー・コート

Drawing 「日本の洋裁製図でも注文可能な洋裁屋がある」というので、行ってみた。地下鉄アルバーツカヤ近くの斜めに傾いた家がその工房だった。

一階が受付と採寸をするところ、地下一階が縫製工房となっている。ためしに持っていた日本の洋裁雑誌「装苑」と布市場で買ったデニム生地を持って行きオーダーしてみた。

10日後に仮縫いが終了。さらに10日後には形ができあがり、再補正。約1ヶ月でカーキ色の一枚仕立てコートができあがった。製図はすべて日本語で書かれているのに、できあがりは見本どおり。さすが職人だ。

モスクワで買った、長いズボンの丈や袖の補正も格安なのでかなり重宝した。

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07.09.06

ニット工房

モスクワ在住の日本人の間では、服のオーダーがちょっとした流行だった。なにしろ日本で作るより3~4割も安いし、言葉の壁さえ突破すれば、自分の思い通りにオーダーできる。

Knit_fabric

そう誘われてついていったのがニット工房だった。

地下鉄クールスカヤからさらに東へ行き、ウーリッツア・ラジオというところにそのアトリエはあった。建物は古く、門構えも怪しい格納庫みたいな感じ。しかし、足を踏み入れると、そこには作業場併設のニット工房が存在していた。

「どんなものが作りたいの? 日本人なら大使館職員の奥さんたちもしょっちゅう来てるわよ。見本以外からも作れるから選んでみて」 工房の支配人は分厚い見本ファイルを手渡した。

Knit_fabric3

どれもイマイチぴんとこない。私が持っていったデザイン画は、「これは手編み用ね、ここは機械でニット生地を作ってから裁断するからちょっと無理」と断られた。

しょうがないので、無難にニットのスーツを作ることにした。糸室に案内され、好きな色を選べという。ボルドーを希望したが、その色の毛糸は在庫が少ないとまたも断られた(なぜ再入荷しないのか、そのときは謎だった)

Knit_fabric2

迷いに迷った末、「スビョークラ色(とオーダー受付のおばさんが言った)」の糸を選んだ。せっかくモスクワでオーダーしたんだから、ちょっと変わった色に挑戦したかったのだ。

糸が決まると、採寸。デザイン画を見ながら、裾や袖丈の希望を述べる。裏地やファスナーを決め、前金を払う。なぜかボタンは自分で用意しろと言われた。

10日後、試着に来いと電話があった。仮縫いしていあるスビョークラ色のスーツを試着する。つけてもらうボタンを持参し、着心地や長さのチェックをして終了。

さらに10日後、できあがったという電話があった。試着はしているものの、どんな出来上がりかドキドキである。

Knit_suitsそしてできあがっていたのが←のようなスビョークラ色のスーツであった。残金を払いめでたく引き取る。本当はそのまま着て帰る予定だったが、同行者の分がまだできあがっていなかったので、遠慮することにした。

このニット工房、気に入ったのでまたオーダーしようと思ったら、支配人が「実はこのアトリエ閉鎖になっちゃうの。別の所にオープンするかもしれないからまた来てね」と言った。

糸を再入荷しない理由はこれだったのだ。モスクワでオーダーしたニット服は、このスビョークラスーツ一着だけとなった。

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